悔しさを意味あるものにするために
プレミアリーグWEST第10節
名古屋グランパスU-18 1-3 〇サガン鳥栖U18
【試合の概要】
ホームで行われたプレミアリーグWEST第10節。首位の大津高校が快走を続ける中で、これ以上離されないためにも、絶対に負けたくない試合だった。
【試合の流れ】
この日も立ち上がりが悪かった。開始6分にミスから失点。その後チャンスは作っても決めきることができずに前半のうちに追加点を献上。後半の47分にCKから伊澤 翔登がヘディングシュートを決めて追い上げたが、80分に試合を決める追加点を奪われ1-3での悔しい敗戦となった。
【試合の雑感】
もったいない試合だった。ジュニアユース時代からのライバルである鳥栖に、十分勝てる要素はあった。ただここで戦術的な指摘をしても、それはあくまで個人の感想であり、選手たちを惑わすことになるだろう。サポーターにあいさつした後、すぐに三木 隆司U-18監督は全員を集めてハドルを組んだ。そこでそれぞれの選手が反省点を理解しているはず。それでいいだろう。前半戦の折り返しを最高の結果を得て帰ってくること。それだけが重要だと思う。
【選手のコメント】
青木 正宗キャプテン
「最近、立ち上がりがうまく入れなくて先制される試合が多い中で、それでも最後はひっくり返して勝つというのが当たり前というか、結構そういう試合が多かったので、今節も『行けるだろう』という、少なからずそういう気持ちが自分もありましたし、チーム全体にもあって、でも結果はそんなに甘くなくて、自分たちが崩された失点というよりも、本当に自分たちの一瞬の集中力の欠如から生まれた失点だったので、なんとももったいなかったですし、1点返すまでは良かったですけど、自分たちなら2点目、3点目と取れる力はあったと思うので、今日の反省を次節に生かして、この悔しい思いを次の試合にぶつけたいと思います。 (立ち上がりの悪い癖を修正するためには)DFラインやGKももっともっと集中する必要があるし、後ろの選手が前にどういうコーチングをするのか。相手が蹴ってからでは遅い部分もあるので、改めていい準備をしないといけないと感じました。 (この敗戦を生かすことが大事になる)今日の試合は本当に大事な試合だとみんな分かっていて、勝つか負けるかで優勝争いに絡めるか、停滞するかという試合でした。そこで勝ち切れなかったのは自分たちの力のなさだと思いますけど、その力の無さを認めて、次の行動に移すことが大事だし、それをみんなにさせることがキャプテンとしての仕事だと思うので、今日うまくいかなかったからこそ、練習にもっと気持ちを入れて、強いチームは連敗しないので、これから勝ち続けられるようなチームを作っていきたいと思います」
杉浦 駿吾
「(後半から出場、前半をどう見ていたのか)前線は得点にはならなかったけど、形としては悪くない場面が多くあったので、そこまでネガティブになる必要はないのかなと思っていました。後半に入ってすぐにセットプレーからですけど得点が取れたのは良かったと思います。自分としては出るとしたらシャドーのところだと思っていて、ちょっと(西森)脩斗のところでハマっていると感じていたので、そこで追い込まれても失わないようなプレーを意識して入りました。(松嶋好誠くんとともにリズムを変えることができた)決め切れなかったというのはありますけど、確実に前半よりチャンスは増えたと思います。そこは一つポジティブに捉えていいのかなと。立ち上がりが悪いのも、守備が悪いというよりも攻撃の入りが悪くて、決めるところを先に決めていれば、入りがいいと言われると思います。自分は攻撃の選手なので、守備の選手にベクトルを向けるのではなくて、攻撃の選手が一発目のチャンスを決めきるということにフォーカスしたいと思います。(前半戦も残り1試合だが)ケガをする前は得点も取れていたので、そこまで悪い感じはないですけど、こういう大事な試合で得点を決めないと、グランパスの10番を付けている意味はないし、自分のクオリティを上げて、チームとしてもっとアグレッシブにやること、前半戦をいい形で終わることが必要だと思います。後半戦は理想を言えば毎試合得点を獲ることですけど、チームの士気を上げるプレーや、得点だけにこだわり過ぎずに、どれだけチームのために動くかということに意識をしてプレーしたいと思います」
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