イギリス大学院オンラインプログラムへの出願から合格までをざっくり解説
はじめに
今回のnoteでは、イギリス大学院への出願から合格をまでをざっくり解説したいと思います。
私はオンライン修士プログラムに参加しているため、通常の修士プログラムと若干異なる点もあるかと思いますが、参考になれば嬉しいです。
以下内容は非常にざっくりしたものなので、項目ごとの詳細は別記事でまとめていく予定です。(2023年9月4日現在)
出願から合格までのスケジュール感
私は3つの大学院に出願し、2校からオファーをいただくことが出来ました。
University of Nottingham / The Statistical Science MSc
出願日:2023年3月16日
合否通知日:2023年4月4日
結果:不合格
University of Edinburgh / Data Science, Technology and Innovation (Online Learning)
出願日:2023年3月20日
合否通知日:2023年6月1日
結果:合格(Unconditional Offer)
University of York / MSc Computer Science with Data Analytics Online
出願日:2023年3月19日
合否通知日:2023年3月22日
結果:合格(Unconditional Offer)
一番最短で3日、最長で2.5ヶ月というスケジュール感でした。
出願タイミングや大学の人気度、提出書類の確認などによってかなり変動するかと思います。
なかなか連絡が来ない場合、ドキドキすると思いますが気長に待ちましょう。
大学院選びについて
私の場合は以下のポイントに注意して大学院を選ぶようにしました。が、基本的には大学の世界ランキングを参考に絞っていきました。
World University Rankings 2023
QS World University Rankings 2022
何を勉強したいのか
私の場合、現職がデータアナリストなので、そこからステップアップするためにコンピューターサイエンス(データサイエンス)領域が学べるプログラムに絞っていました。
市場の流れもあり、どこの大学もある程度はコンピューターサイエンスに力を入れてるように思いました。
各大学院で授業内容の詳細が記載されているので、自分の学びたいことと一致しているか、レベル感的に高すぎないか等をチェックすると良いと思います。
学士が必要なのか、経験でいけるのか
私は大学でコンピューター系を専攻していなかったので、出願で学士が求められる大学院は自動的に対象外となりました。
私が調べた多くの大学院がWork Experience(Professional Experience)での出願を認めていたため、勉強したい内容を大学で勉強していなくても望みはあるかと思います。
ちなみに不合格だったNottinghamはWork Experienceでの出願が許可されていたのですが、高度な数学を理解している必要があるとの理由でお祈りされました。
予算はどのくらいか
多くの大学院で分割払いを許可しているかと思いますが、総額いくらかかるのかは必ずチェックした方が良いと思います。
私が出願した大学院の総額学費は
University of Nottingham:£11,000
University of Edinburgh:£19,100
University of York:£9,000
とEdinburghがかなり高い学費となっていました。(教育の質が高かったり、世界的にも有名だったりしますが・・・)
勉強期間はどのくらいか
イギリス現地で勉強するのであれば修士は最短1年で取得することが出来ますが、オンラインの場合は1年で取得するようには作られていません。
大学院によって設定されている期間に違いがあるため、何年間勉強に拘束されるのかは必ずチェックした方が良いです。
私がオファーをいただいたEdinburghは6年、Yorkは2年となっていました。(Edinburghは、最短でも3年間、通常だと6年間かかるそうです)
また、大学院生活を送る中で、仕事が忙しくなったり、ライフイベントがあったりするとどうしても勉強に時間が取れなくなる場合も出てくると思います。
その場合、Breakを取ることが出来るのですが、「入学してから○年間以内に単位を取り切らないといけない」というルールが設けられていることが多いのでその辺りもチェックした方が良いです。
必要なIELTSスコアはどの程度か
大学院出願時に必ず求められる英語力の証明です。IELTSの他にもTOEFLやDuolingoなどを認めている大学院がありますが、私個人としてはIELTSをオススメします。
それは出願したい全ての大学院がIELTS以外での英語力証明を認めているとは限らないからです。
IELTSのスコアですがこれも大学院によって求められるスコアが異なります。
Overallだけではなくそれぞれの科目で最低スコアを設定している大学院もあります。
私は今回初めてIELTSを受験しまして、
Listening:7.5
Reading:6.5
Writing:6.5
Speaking:8.0
Overall:7.0
という結果でした。
今回初めてIELTSを受験したのですが、IELTSの勉強法は別記事でまとめたいと思います。ちなみにReading、Listening、Speakingは無料で勉強できると思います!
出願時に必要な書類
これも大学院によるところではありますが、一般的に以下の書類全てまたは一部が必要になる場合が多いです。
CV
Personal Statement
University Transcript
Degree Certificate
Language Certificate
Reference (Academic)
Reference (Professional)
この中で自分都合で調整できない
University Transcript
Degree Certificate
Reference
は早めに動き始めた方が良いと思います。
特にReferenceについては、お世話になった教授や勤務先の上長に書いてもらうことになるので時間に余裕を持ってお願いした方が良いですね。
それぞれの詳しい内容については別記事でまとめたいと思います。
複数校からオファーをいただいた場合
複数校からオファーをいただいた場合ですが、出願時にこれは想定しておいた方が良いかと思います。
大学院によっては解答までに検討期間を設けてもらえると思いますが、人気校だと1ヶ月間だけということもあります。(実際、Edinburghは1ヶ月以内に返答してください、ということでした。)
検討期間中に定められた手続きをしない場合、せっかくいただいたオファーが取り消しになるので注意したいですね。
オファーを承諾した後
学費の支払い
無事、オファーを承諾した場合、この時点で学費の支払いを行います。
多くの大学院では
一括払い
分割払い
のどちらで支払うのかを決めることが出来ます。一度分割払いにした後は一括払いに変更することは出来ないのでご自身のお財布と相談して決めれば良いと思います。
ちなみに私は分割払いにしました!分割にしたからといって金利がかかる訳ではないですし、(限りなく0%に近いですが)もしかして将来退学することもありますし、急に大金が必要になることもあると思うで。
その後の連絡
無事に支払いが完了したら、大学側から今後のスケジュールや入学までにしておいて欲しいタスクについての連絡が入ります。
私がYorkからお願いされた事前のタスクについて別記事でご紹介したいと思います。
まとめ
ざっくりとではありますが、出願から合格までをざっくりと説明させていただきました!
大学選び、出願に必要な書類、IELTSなどやることはとても多いですが、一つずつクリアしていけば問題ないと思います。
イギリス大学院留学を検討されている方のご参考になれば嬉しいです。