【ライブレポ】 "道" GReeeeN @ 代々木第一体育館
■今回のテーマ曲■
■"道"■
【GReeeeNへの道】
GReeeeNの楽曲に出逢ったのは2008年頃。当時のヒットソングをコンピしたアルバムで、『愛唄』を聴いたのがはじめだった。その後ドラマの主題歌『キセキ』が流行し、GReeeeNという存在を認知し始めた。
当時、高校生だった私はGReeeeNが創る楽曲のメロディと歌詞に魅了されアルバムなどをたくさん聴いていた。タイアップも多かったので、その頃の想いと共に今でも印象に残っている。いつかはライブに行ってみたい。そんな想いが募るなか、あの頃から15年以上が経っていた。
少し前にGReeeeNの伝記的な映画『キセキ-あの日のソビト-』を観た。この映画で今まで聴いていた楽曲の裏側にあるメンバーの物語に感動したことを覚えている。GReeeeNの中では『道』という楽曲が一番好きなのだが、この作品を通じてもっと好きになった。
ある日、GReeeeNのライブがあることをTwitterのタイムラインで知り、ビジュアルを大好きなワンピースの作者:尾田栄一郎先生が担当されているとのこともあってチケットを購入してみた。買ったタイミングがおそらく半年近く前だったので、なかなかついにGReeeeNのライブに行く実感がわかずにいた。しかし、年が明けて、もうあと何日かで15年ぶりに生のライブに行くことができることに少しずつ期待と興奮が込み上げてきた。
今回は15年を経て、ついに参加したGReeeeNのライブ『GReeeeNと不思議な大集合 ~リーナルーデ 大脱走・破・急 2023~』のライブレポである。
【代々木第一体育館】
思えば乃木坂46のライブを初めて観たのはこの会場だった。AKB48やその他のイベントでも来たことがあった思い出の場所。そこで15年という念願を叶えることができることにまず嬉しくなった。
【まるでワンピース】
いろいろな大人の障壁を乗り越えて達成した今回のツアーは、GReeeeNのメンバーがキャラクターとなって銀河を旅していく中での冒険を描いたものだった。それぞれのメンバーに焦点が当てられ、込められたメッセージに近いGReeeeNの楽曲がワンハーフで披露されていくという構成だ。まるでエンターテイメントショーを観ているかのような楽しさにGReeeeNのライブに来ていることを多少忘れかけていた(笑)。以下はそんな中で披露されて個人的にエモかった楽曲たちである。
展開されるストーリーは、まるでワンピースさながらのものだった。夢や仲間の大切さを感じる内容に胸が熱くなるシーンが何度もあった。
【道というキセキ】
本編が終了して、アンコールがおきる。暗転が終わるとステージにはバンドセットが。すると突然会場がざわめき始めた。GReeeeNのメンバーが実際に登場したのだ!もちろんシルエット的な登場にはなったが、このサプライズに会場は驚きを隠せなかったようだ。
、、、お恥ずかしい話、その重要性にこの時気づかなかった。なにせ初参戦なもので(笑)。後でTwitterで聞いたところによると、GReeeeNのライブは基本本人たちが今回のようなかたちでも登場しないらしい。ファンはライブでは、事前に収録された映像や音声で構成された演出を普段の音源と違うかたちで楽しむというのだ。まさに、通常のアーティストとは違うライブのかたちである。それなのにアンコール後に本人らが登場して楽曲をフルサイズで披露するのだから、それは歓喜するしかない!
個人的に歓喜したのは、アンコール後に披露されたのが『道』だったことだ。その手前までで披露がなかったので半ば諦めていただけに発狂しそうになった。そして泣いた(笑)。生バンド、生歌、フルサイズで聴けたことがまさにキセキだった。そんなことを思っていると次の曲が『キセキ』だった。これこそ奇跡だ。本当に嬉しかった!このライブに来ることはまさに僕の運命ですと!?だったのかもしれない。
【唄】
歌ではなく、唄。それがGReeeeNたちからのメッセージだった。いろんなことがあるなかで想いを唄に込めて、唄っていくことで歩んでいく。15年前、あの頃も今だって私は彼らの歌から勇気とか元気とか、愛とかいろんな感情を貰っている。この先もGReeeeNの唄を聴きながら、唄いながら人生を歩んでいきたい。そして、またGReeeeNに会いに行きたい。GReeeeNに15年前に出逢えて本当によかった。
ライブの帰り道、自分の青春を創ってくれた楽曲と出逢う旅を2023年はしてみようかと感じた。行ってみたかったアーティストのライブに足を運んで行きたい。アイドルのライブを中心に行きがちだけれど、その反面で支えてくれたたくさんのアーティストたちのライブを体感する。そんな一年にしていきたい。そう思わせてくれたGReeeeNには今一度感謝したい。ありがとう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。
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