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【展覧会レポ】東京国立博物館と150年

こんばんは、whipです。

先日、東京国立博物館こと東博に行ってきました!!なんと今年で開館150年!そんな東博では現在特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が開幕中です。東博が所蔵する89の国宝をシーズンに分けて一挙展示する150年の歴史を紡ぐのにピッタリな特別展です。

◆公式サイト

※以降、撮影はすべて著者によるものです。

特別展の入口、気分が高まりますね!


今回は、150年を迎えた東博での1日をレポしていきたいと思います!


【国宝 東京国立博物館のすべて】

まずは、特別展の模様をレポしたいと思います!

会場は敷地内の奥にある平成館です。

前半と後半で大きく二部構成となる特別展。

前半では所蔵する国宝の品々を絵画や、文書、考古品などのカテゴリーごとに紹介しています。目玉でもある刀剣エリアは見ているうちに吸い込まれてしまいそうになるほど見事な世界観でした。

後半では東博の歴史を紹介します。博物館の誕生物語、皇室管理下での活動や関東大震災の経験、終戦後から現在とそしてこれから、まさに150年を歩んできたからこそ語れる壮大な博物館のストーリーそのものです!展示する環境そのものが、展示の対象になるのはとても感慨深かったです。特に驚いたのは、所蔵する浮世絵版画が西洋美術館でお馴染みの松方コレクションを引き継いだものだったということ。そして、当時、模写や模造、生人形による再現展示が展示品不足のために行われ、今日では技術の伝承、創造に寄与し、見学者の理解を深めることへ繋がっているという点でした。博物館の収集や、趣向を凝らした展示への工夫が歴史そのものとなっているんですね。

『見返り美人』の複製展示。

展覧会の終盤では撮影可能なエリアが!その中のひとつがこの『見返り美人』の複製品。正直ほんものとの違いはわかりません(笑)。複製品というと本物でないから、と外縁してしまいがちですが、複製品だからこそ近くで鑑賞できたり、明かりをあてて見ることができたりする利点もあります。本物ではもちろんその歴史や紡がれた想いを感じ、複製品で理解を深める。そんな新しい鑑賞の仕方を150年の歴史とともに感じることができました。

迫力の仏像は圧巻です!

【150年後の国宝展】

表慶館で開催中の無料の特別展です。

個人的に楽しみにしていたもうひとつの特別展がこちら!現代の様々なコンテンツや日常を、150年後の未来ではこうして展示するのかも、、、。そんな未来への妄想から生まれたような特別展でした。写真とともにその展示の一部をご紹介します。

入ってすぐ。この景色は壮観です!
初代ゴジラとオキシジェンデストロイヤー!
最初のハローキティのぬいぐるみ。背後は、、、??
セブンイレブンも未来には遺跡扱い??(笑)
ビームスってこんなに多展開してたんだ(笑)、、、。

今を生きる私たちの未来が、いつか博物館に展示されるのってとても不思議な気分ですよね。そしてそれと同時にそんな未来がとても楽しみでもあります。歴史の当事者になれる未来ってロマンあります!! 


【150年の東博】

150年をお祝いして施設内には至るところに150のロゴマークが!ぜひ探してみてください!!

エントランスにもでっかくロゴマークが!
こちらのポストもロゴ仕様!探してみてください!

いったい150年後の未来がどうなっているのか、近くて遠いその時間は一歩ずつ私たちの日常になりつつあります。先のことはわからないですが、150年後の未来もこうして、博物館で悠久の時間に想いを馳せることができたら幸いです。


最後に東博の中で新しくお気に入りの展示品を見つけたのでぜひ探してみてください(笑)!

新しく見つけたお気に入りの展示のワニ

特別展会場だけでなく、本館、法隆寺宝物館、東洋館、庭園など本当に一日中いても飽きない場所、それが東京国立博物館です。ぜひ次の休日は上野で歴史探訪の旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。


150年後の、未来へ。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

※執筆にあたり、公式サイト、解説パネル、チラシなどを参照しています。

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