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【特別展】ポンペイ展@東京国立博物館

こんにちは、whipです。

今年、開館150周年を迎える東京国立博物館で開催中の『ポンペイ展』に行ってきました。

念願です!本特別展は撮影自由!(個人の利用範囲内)SNSなどでもかなり話題になってますので、あまり紹介されていなさそうな写真を中心にレポしていきたいと思います。


【ポンペイとは】

 ポンペイはイタリアにある古代都市で、火山の噴火で消滅してしまった悲劇の都市です。当時の状況が残るなか、今回の特別展では噴火以前のポンペイがどんな都市だったのかを中心に展示されています。


【人々の生活豊かな都市】

 ポンペイは当時としては、文化的にも生活や政治的にも豊かな都市でした。貧富の差は激しくも、貧困層から富裕層への転身も可能だったり、女性が活躍できる土壌があったりととても現代的でした。

 演劇や公共施設、食事なども整っており、今で言うテイクアウトも主流な食事様式だったようです。

 豊かな富裕層は、豪邸を建設し、モザイク壁画やフレスコ画、彫像などで文化的な生活を行っていたようです。当時の邸宅を再現した展示は圧巻です。


【さまざまな動物たち】

 注目ポイントの1つ目としては、型どられたさまざまな動物たちです。

 ブロンズが多く用いられていたポンペイでは、置物(いわゆるフィギュア)や調理器具などに動物たちの姿が模されています。どんな動物に再現されているのかなども注目してみてください。なんともいえない表情も魅力的です(笑)。


【古代美術館】

 ポンペイ展で個人的に面白かったのは、フレスコ画やモザイク画が思った以上に多かったことです。

 モザイク画は、ビーズのような小さいパーツで仕上げた絵画のことで、ビザンティン様式で確立された東方発祥の技法です。

 フレスコ画は、いわゆる壁画です。壁に描かれる絵画のことです。

 ロマネスクやルネサンス以前のいわゆる西洋美術のルーツとなった【絵画】を楽しめると思います。特に好きな作品をいくつかご紹介します。

 ここでも動物が多いように思えました。細かいモザイク画の技法は見事です!

 後にオランダで確立する静物画のルーツとも言える作品がポンペイにも!こうした静物画を飾ることが富裕層の文化的な性格を象徴していたのかもしれませんね。


【海外のような展示風景】

 本特別展は、通常の東博特別展よりも海外の博物館みたいな雰囲気だったように思えます。ぜひ雰囲気も体感してみてください。



◆公式サイト

特別展は4月3日まで開催中です。

グッズも魅力的なのでぜひ!!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

※本執筆にあたり、公式サイトや解説パネル、チラシなどを参照しています。

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