マガジンのカバー画像

ーDANGEROUSー

11
ライトノベル的な小説
運営しているクリエイター

2019年12月の記事一覧

血桜姫の想い②

(寒さなど感じないはずなのに…)

嗚呼勢いよく飛び立っただけなのに、空がいつもより暗い。
身体の芯が温まる事ができていないせいか、着物をきていてもすっと風は入っていく。

(羽織る物を装っていけばよかったかもしれぬ、すでに遅いが仕方ない。)

むしろあのままでは我の方が気がおかしくなるのだからその場にいては…悲劇的な展開が起こるのは避けたい。

我は家臣まで手を出すつもりなど毛頭ないのだ

もっとみる