2024.07.27 「たじまむしむし調査隊」
未だかつて、こんなにもカメムシ臭が辺り一面に漂うライトトラップがあったでしょうか。
2020年から毎年行なっている大生隊長とのライトトラップイベント。なんと今年は記念すべき5周年!思い返せば第一回目、洗濯物干しの上に百均の白いシャカシャカした不織布をフワリとかける大生隊長を、不安一杯に見つめるところから始まったライトトラップイベント。
あの頃はまだ大学生だった隊長も、今や立派な社会人となり、鳥取の昆虫界をグイグイと引っ張っております。なんだかライトトラップの装備も新調して、本格的なものに。頼もしい🥹
今年はなんといってもカメムシ祭り。これを見越した隊長は、昨夜徹夜で「カメムシ早見表」を作ってくれておりました。カブトムシ目当てで来た子ども達も、これで強制的にカメムシ博士🎓
相変わらず昆虫解説はスーパーマニアック。なんと今回はライトトラップに、ネジレバネという小さな昆虫に寄生されているスズメバチが寄って来ました。普通スズメバチは光に寄ってこないそうですが、寄生されたスズメバチはライトトラップに寄ってくるそう!不思議!
「ほら、僕のお気に入りが来ましたよ!」
と微笑む隊長が握りしめているのはシロスジコガネ。
「耳がウサギさんみたいですね。鳴き声もキュッキュッと可愛いんです」
とメロメロのご様子。
「僕は修士の時の研究は、このシロスジコガネ…についているダニでして」
ホクホクとシロスジコガネの羽を広げて、背中についているダニを皆さんにお披露目。
えええええ、マニアック過ぎるーーー!が、コクリコクリと真剣な眼差しで隊長の話に聞き入る隊員達。しっかりマニアック隊長に喰らい付いております。
あっという間に終了時間になり、惜しまれながら解散。と、みんなが帰った後にブーーンとカブトムシ登場!君、遅刻だよ!!あと5分早ければ😢
翌日もイベントを控え、そそくさと退散しようとするスタッフ松岡の耳に「これからが本番だね」という隊長の呟きが。隊長の夏の夜はまだまだこれからです!