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壁掛けカップボード風陳列什器の作り方(製作過程全文無料)

アンティークやヴィンテージの壁掛け棚を検索していると大抵出てくるおしゃれなカップボード。
これ欲しい!と思いながらも、諭吉が徒党を組んで出ていくお値段なので作ることにしました。
しかしそのままカップボード作ってもカップ飾るわけではないので、イベントで作品並べたり、お家では集めている化石やルース(宝石)を飾れるようにしようということで設計しました。

サイドの曲線のついた板はトールペイント用のプラークを真っ二つにしてそのまま使っているのと、上の部分の彫刻がついた板も既製品なので、それに合わせて他の部分の長さを決めています。

曲線の部分がある方が断然ゴージャスになりますが、全てベニヤで直線で作ることもできます。
ろくろ脚の柱はつけた方がこちらも華やかになりますし、平面に直置きもできるようになりますがなくても大丈夫です。 

①材料と道具

使用した木材は上の写真で全てです。
(プラークや飾り板の購入先、材料の寸法はこの記事の最下部で有料にて記載しています)
●材料●
【木材】
プラーク
上部の飾り板
シナベニヤ(9mm厚)
・背板
・棚板
ラワンベニヤ(2.3mm厚)
・斜めの棚板
角材(1×1.5cm角)
丸棒(直径1.5cm)
柱用のろくろ脚

【塗料】
ワトコオイル(チェリーとエボニー混合3:1)

【その他】
直径5mmの木ダボ
木工用ボンド

●道具●
定規と鉛筆
丸ノコ(手ノコでも可)
電動ドライバー
・ドリルビットφ5mm
・座ぐりドリルビットφ15mm
ドリルガイド
金槌とノミまたは彫刻刀
プランク(40cmが挟める大きさ)

②切断と穴あけ


【切断】
ベニヤや角材のカットはホームセンターでやってもらうのがおすすめ。
1カット50〜100円が相場です。

プラークは長辺の真ん中で切断。
電動工具があれば1番良いのですが、手のこでもいけます。

飾り板と背中板の角はプラークのラインに合わせて斜めに切り落とします。

飾り板は模様の凹凸があるので、出っ張りもノコギリかノミか彫刻刀で落とします。

【穴あけ】
サイドの板、棚板、背板、上部の飾り板は全てダボで接続なので、印をつけてダボ穴をあけます。
ダボはそのままだと長いのでノコギリで切断。

ダボ穴とダボ
@wunder_kst

受注したアンティークカップボード風の什器を制作します! 今回は塗装の前まで。 #DIY #什器 #棚 #アンティーク #棚 #作業動画

♬ ルージュの伝言(魔女の宅急便) - Carl Orrje Piano Ensemble

サイドの板に2.3mm厚の板を差し込む溝をほります。
6cm×6cmの正方形の対角線がちょうど8cmくらいになるので、線を引いてノミでほります。
ちょっと時間かかりますが彫刻刀でもいいと思います。

溝をいれたところ。角度が逆にならないようにご注意です。

座ぐりビットで丸棒をつけるための穴を開けます。

③色塗り
ワトコオイルで色を塗ります。
ハケがなければTシャツやスポンジなどに染み込ませて塗ってもいいのですが、細かい模様や凹凸があるのでハケがおすすめ。
百均のハケは抜け毛が激しいので、ホームセンターで買うのがおすすめです。

塗装後

https://vt.tiktok.com/ZSYfkLDn8/

@wunder_kst

アンティークカップボード風シェルフの制作動画。前回の続きです。 色塗りまでして、乾燥させたら次はいよいよ組み立てです。 #アンティーク #家具 #棚 #作ってみた #DIY #什器

♬ Country Road(from[Whisper of the Heart])(Ghibli HOUSE) - tezz

④?組み立て
まず飾り板と背板と棚板をドッキング。
ダボ穴と接着面にはボンドを塗ります。


次に平面の棚板を付けます。

くっつけたところ。

次にサイドの板(プラーク)と斜めの棚板、丸棒をつけます。
まず丸棒をはさみながらサイドの板をつけます。

接着面にボンドを塗り、サイドを少し広げながら、斜めの板をはめ込みます。

クランプで締めて固定。

斜めの棚板はそのままだと物が滑り落ちるので、滑り止めの角材(1×1.5cm角)をつけます。
棚板のへりとサイドの板にボンドを塗り、角材をおきます。
サイズぴったりなのでサイドの板で挟まれて固定されます。

基本の壁掛けカップボード風什器はこれで完成です。

@wunder_kst

アンティークカップボード風シェルフ制作動画その3(ロングver.)です。 柱の取り付けから、組み立て、完成まで。 #DIY #アンティーク #家具 #什器 #棚 #作ってみた #作業動画 #Canva

♬ sonido original - letras.aesthetics

ここらかはオプション。
自立させるためのサイドの柱をつくります。
1本あたり3パーツから作るので、接続のためのダボ穴をあけます。2×4材ではさんでクランプで固定。

ドリルガイドを当てて10mmの穴をあけます。

穴が空きました。

色を塗ったら穴にボンドをぬってパーツを合体。
オイルあとからぬるとボンドついてる部分は塗料が弾かれて色がつかないので先に塗るのがおすすめです。
ペンキ系ならワトコオイルほどは弾かれないので後でも大丈夫かと思います。

最終組み立て。
柱と本体の側面板に穴を開けます。
平面に開けるよう、板などで棚と柱の高さをそろえて位置を決めます。
穴を開けたらボンドを塗り塗り。

ダボ穴に1/3に切ったダボを差し込み、木材などで叩き込みます。

本体と柱を接続したらそのまま乾かします。

完成!

吊るしてものを乗せるとこんな感じ。

ここまで読んでええいめんどくさい!となった方は受注制作しますのでminneよりご購入ください。
趣味価格なので労力のわりには安くなっております。
※ただしろくろ脚の柱はつきません

以下
●材料の詳細寸法
●材料の購入先URL
●制作サポートについてと代行(穴あけ、カット)メニュー
は、有料とさせていただきます。

※飾り板在庫切れのため代替物の購入先を記載しています。
※ろくろ脚が購入先で在庫切れで代替物を探しているため、購入先未記載です。

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