京都駅から嵯峨野線に乗って一駅。梅小路西駅前に広がる梅小路公園は広い芝生やアスレチック遊具の他、公園内に子供用のチンチン電車も走る。周りには水族館や鉄道博物館、かつての高架線を残して利用した梅小路ハイラインの屋台で飲食できたりと、一日かけても回りきれない楽しさで溢れている。そこはまるでテーマパーク。特定のキャラクターはいないけれど、そこで遊ぶ人たちが主人公のしあわせな空間が広がっている。
最近では周辺にホテルも建設され、公園の明るさを取り込みながら食事を楽しめるレストランやカフェ、麹室併設の発酵食品を扱ったショップ、宿泊客だけでなく地域に開かれた銭湯もあり、まちに住む人と訪れる人とのハブとしての魅力が高まっている。
訪れた日も芝生、アスレチック、ベンチでコーヒー、銭湯利用など、思い思いに楽しみ、日没にかけて夕陽を背に少しずつ自宅に帰っていく姿があり、公園のこういう光景がいいのだと改めて実感できた。