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Earned Income Tax Creditについて
みなさんはアメリカでの納税手続きをどのように感じているでしょうか?アメリカの税制度は複雑な印象があり、どのように申告すればいいのかわからないまま「自分はTax Return(確定申告)をする必要があるのか」「そもそも申告をしなくていいのか」と悩む在米邦人の方も多いと思います。
特に、1年間の収入が少ない、あるいは途中で仕事を辞めてしまってStandard Deductionいないの収入になったので、「Tax Returnをしなくてもいいのでは?」と思いがちですが、実はEarned Income Tax Credit(以下EITC)と呼ばれる制度によって、申告することで還付が受けられる可能性があるかもしれません。
ただし、「海外で働いている期間があった」「Foreign earned income exclusion(海外勤労所得控除)を申告している」「Non Resident(非居住者)だとどうなるの?」といった疑問も、在米邦人にとっては切実なポイントですよね。
本記事では、2024年のEITC新リミットを踏まえながら、在米邦人が気にしておきたい「EITCの仕組み」と「利用時の注意点」をご紹介します。投資収入の上限や、非居住者・外国勤労所得控除との関連など、見逃しがちな情報も含めて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
Earned Income Tax Credit(EITC)とは?
Earned Income Tax Creditは、低~中所得者層へのサポートとして、「稼ぎの一部に対して税金が控除(または還付)される」制度です。ポイントは以下の通りです。
所得が低いほど恩恵が大きくなる
特に扶養家族(子ども)がいる世帯が優遇されやすい
投資所得が一定額を超えると適用されない(2024年税制では上限が$11,600)
一定の要件を満たせば、税金を支払っていなくても還付が受けられる可能性がある
EITCは「給与や事業所得などの“勤労所得”を得ている」人を対象にする制度ですが、逆に言えば海外での勤労所得を排除する(Form 2555を提出する)方は対象外になる、またNon Resident(非居住者)も対象外になるなど、在米邦人が見落としやすい落とし穴もあります。次の節で詳しく解説します。
2024年版:EITCの所得制限・控除額
IRS(内国歳入庁)の最新情報によると、**2024年の税年度(2025年4月提出分)**に適用されるEITCは以下のように設定されています。
1. Maximum AGI(調整後所得)の上限
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