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#49 結局世の中、これなのよ。【書評】ああ正負の法則
◾️はじめに
第5週は自由に。(1週:人、2週:ベストセラー、3週:企業、4週:ビジネススキル)。浅田すぐる先生が無料メルマガで紹介されていた本です。
◾️要約
世の中には正負の法則がある。いいことがあれば悪いことがあるということ。
自分自身を見てもそう。完璧な人はいない。
この考え方をベースに物事や人生をとらえるべき。当てはまるから。
全てを手にしてもそれが幸せではない。そこにはそこの苦しみがあるから。
◾️感想
改めてすごい本。激動の世の中を乗り越えるためのビジネス書などとはまた少し違う、人生の考え方のベースを提示している本。確かに盛者必衰であり、分不相応は避けるべき。
3つのことを思った。
・正負の法則をどのレイヤーで見るか。
登っていくプロセスこそ楽しいわけでどんどん登るとき、
それがどのレイヤーなのか、もう1つ上のレイヤーで見れば
まだまだ先があるのかなと思った。
市レベルで幸せな状態から県レベルへ、さらに国家レベルへ、と見るレイヤーを変えるとその時の評価が変わってくる。
・厄災の捉え方
正負の法則は存在すると思うので
まさに今のコロナ禍を過去の正の反動と捉えるか、この先に正がありそのための負の先払いと捉えるか。
もっというと個人でこの環境をフォローと捉えるかagainstと捉えるか。
それで先に進めるかが変わってくる。
・時代を越える
自分のメモに”そういうこと(利益を社会へ還元)がそろそろ日本の経営者たちの中に定着すべきだと世の中の人々が意識しなければいけない時期にさしかかっている”とある。今の時代に当てはまる。20年近く前に書かれた本なのに。
◾️要約(詳細)
◆第1章 自分自身の正と負を知る
どんな人にも正(いい部分)と負(悪い部分)はある。まずはそれを知ることが大切。
◆第2章 私の正負の法則
黒(苦労)は白、つまり報われたときを際立たせる役目がある。
◆第3章 正負の法則を生活に活かす
-商売上のこと
商売では結果よりプロセスを大事にする。地道な努力こそ報われるから。
-食生活は人間の基本
口にするものが基本。
-人との付き合い方
腹六部くらいで。完璧な人はおらず、親しくなりすぎても嫌な部分見えちゃうから。
孤独だって誇り高いことで惨めでも哀れでもない。
-気をつけておくべきこと
世の中は正負の法則が働いている。偏り過ぎは危険。
富を分配するから社会に喜ばれ長生き、精神的にも充実する。
◆第4章 全てを手に入れてしまったら
全てを手にしたと思われる人たちも皆正負の法則に当てはまる。
王様や絶世の美女や芸術の天才たちは皆そう。
◆第5章 登りつめたら下るだけ
栄枯盛衰は世の常、盛者必衰のことわりあり。
歴史を見ても、言い伝えを見てもそう。
一升瓶には一生しか入らない。
◾️アクション
常にこの法則を意識し、謙虚になる。日々の積み重ねを続ける。
◾️読みやすさ
★★