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「知の整理術」~頑張らない勉強法

さて今週は、「知の整理術」- pha を紹介したいと思います。著者は、京都大学総合人間学部卒、元日本一有名なニートのphaさんです。

この本の主題は、タイトルの通り、知の整理術についてかかれているのですが、それはもちろんのこと、「はじめに」がとてもよかったので、はじめにを4日間に渉って紹介したいと思います。


頑張らない勉強法

この本を開くと、1枚白い紙があって、次に中表紙があって、その裏はまた真っ白で、1ページ目最初に書いてあることは、

”一生懸命必死でがんばっているやつよりも、
なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い”

です。これは、本当にそうだと思います。

僕の大学の友人で野崎っていう奴がいるんですが、彼はすごくいい奴なんだけど、大抵二日酔いだし、授業なんて殆ど代返で済ませてる割とダメな奴なのですが、たまにすごいスイッチが入るんですよ。そうなるとすごく強い。数学の試験勉強してた時に、過去問から良く理解できない問題があって、僕はもう丸暗記してたんですが、急になんでこうなんだ?とかなって、すごい調べだして、そうしたら、もうすごい集中力でずっと問題解いてるんですよ。で、「あーなるほど!」みたいな感じで、「分かった!」ってなって、なんかロジックを説明してくれるんだけど、こっちは結局よくわからないままでしたが、奴はしっかり理解してました。

本人曰くゲーム感覚なんだそうです。クイズを解いている感じとも近しい感覚だと言ってました。

このように、何かを学ぶってなったときに、一生懸命頑張るというのと違う手段を通る方法として、著者が大事にしている考え方が3つ紹介されています。

1.「習慣の力」でやる
2.「ゲーム感覚」でやる
3.「楽しいことだけ」やる

です。という訳で、明日からはこれらを1つずつ掘り下げていきたいと思います。それでは、今週も4営業日ですね。今週もよろしくお願いいたします!

「習慣の力」でやる

おはようございます 渡辺です。なんだか一気に秋がやってきて下手すると寒いくらいですね。さて今週は、「知の整理術」から頑張らない勉強法について紹介していきます。1つ目の今日は「習慣の力」でやるです。

歯を食いしばって、耐えがたきを耐え、やるというのも時には大切ですが、長い目でみるとそういつまでも続けることはできません。それよりも肩の力を抜いていてもいろいろなことが回っていくような環境をつくっていった方が長続きがします。それの一つが習慣の力です。

新たな習慣を作るための良い方法として、既存の習慣にくっつけるというのがテッパンです。例えば、歯磨きは皆さん習慣化しているとおもうので、何かを始める際には、歯磨きの前にやると定着しやすいということになります。2週間もすると、今度はやらないと気持ち悪いとなって、こうなれば習慣化成功です。他にも今だと、スマホのようなテクノロジーの力を借りるというのもありますね。以前、KさんがDuolingoをやっているというお話をしてくれましたが、僕も試しに始めてみたところ、まんまと2か月位続いています。pushのタイミングとか、友人と一緒に連続プレイするとか、習慣化させるための仕組が随所に盛り込まれていて、そういう意味でもすごく勉強になります。

もう一つ、環境についてです。著者の好きな言葉に「門前の小僧習わぬ経を読む」ということわざがあります。特にお経を習った訳でもないにも関わらず、自然と耳に入ってくることから、お経を覚えてしまった、お寺の前に住んでた子どものお話ですね。こんな感じで「なんとなく」の環境が大切ということですね。

そういえば、起業家の周りには起業家が多いとか言われたりしますね。僕の友人もDJが多いのですが、それは、DJやってるから友達になるというのもありますが、ワタナベが出来んなら俺も出来んだろうって始めた友人もたくさんいたりするというのもありますね。

そういえば、「孟母三遷」なんて言葉もあるように、意志で環境をかえていくことが重要です。頑張って環境を変えることができれば、あとは自然の力で流れていくという風にしたいですね。それでは、本日もよろしくお願いいたします!

「ゲーム感覚」でやる

おはようございます 渡辺です。なんだか一気に秋がやってきて下手すると寒いくらいですね。さて今週は、「知の整理術」から頑張らない勉強法について紹介していきます。2つ目の今日は「ゲーム感覚」でやるです。

初日に紹介した野崎は、正に地で人生をゲーム感覚で生きてるような人物ですが、確かに人生は自由度が非常に高いオープンワールドのゲームという考え方も出来ないことは無いかと思います。そんなに大層に考えなくても、些細なことでも気の持ちようでゲームのようにすることも出来ます。

僕が新入社員の頃、(今でもそうですが)電話を取るのがすごく苦手で、でも電話とらなきゃで、というのを先輩に相談したところ「ゲームだと思ったらいいんだよ。『よし、午前中は山本さん(いつも電話が早い)より3回早く電話とるぞ」って決めて、やったーミッションクリア。とかさ」とアドバイスくれたのを思い出します。純粋だった僕は、なるほどそんな考え方もあるのか!?と頑張って電話をとれるようになった気がします。

他にも、楽しむための要素として「余裕」が大切と書かれています。

少し俯瞰した視点から状況を冷静にみると、余裕が生まれますね。例えば、ということで書かれているのが、「自分が未来人だとして、VRで現代の地球人の人生を仮想体験している」とか「自分は2年前に死んでいて、今生きているのはボーナスステージ的なオマケ」とかです。前者であれば、辛い状況に陥ったとしても、このミッションキツいなとか思いながら、冷静に対処法を考えたりできますね。

後者で言うと、今週何度となく出てきている野崎は35歳の時に亡くなったのですが、野崎が生きられなかった人生を僕はしっかり楽しんで生きることが出来ているかな?とかたまにですが、思ったりします。

如何でしたでしょうか?それでは、本日もよろしくお願いいたします!

「楽しいことだけ」やる

おはようございます 渡辺です。さて今週は、「知の整理術」から頑張らない勉強法について紹介していきます。3つ目の今日は「楽しいことだけ」やるです。

「楽しい」言い換えると、今自分が欲していることを学ぶという感じです。なんとなく、1日2Lの水が健康にいいらしいからという理由で飲む水よりも、喉が渇いて喉が渇いて飲む水の方が美味しいですし、蕎麦はルチンが豊富だし高血圧に良いからと言って食べる蕎麦より、おぉ蕎麦食べたい!蕎麦湯でチルしたい!と思って食べる蕎麦の方が美味しいです。

という訳で、どうせ勉強するのであれば、「みんながやっているから・・」「誰かに言われたから・・」というよりは、「これを知りたい!」「もっとうまくなりたい!」というものを学んでいくのが一番の近道だと思います。

とはいえ、最初からスーッと入って、沁みこむ沁みこむというのは稀で、僕もアカウンティングの勉強は何度となく挫折しましたが、やはり「もっと知りたい!経営企画としてもっと理解したい!」という思いで、やっているうちに大分身に着いたと共にすごく楽しめるようになりました。

これは、別の事でも言えるかと思います。例えば、WATSONという徳島出身のラッパーがいるのですが、息子のおススメで最初聴いた時は全然ピンと来なかったのですが、なんとなく気になったのと、息子が良く聴いていたのもあり、今ではすっかりハマりインスタもフォローして、新曲も常に追っているアーティストです。このように、楽しさが分かるようになるまで時間がかかるものほど、いったんハマってしまうとすごく楽しめるというのは、勉強だけに限らず、様々なことに言える現象ですね。

という訳で、今週は「知の整理術」から頑張らない勉強法について紹介しました。皆様の参考になれば幸いです。

それでは、今週もあと1日。9月もあとわずかですね。それでは、本日もよろしくお願いいたします!
(2024.09.24-09.27)

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