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東大生が教える「戦争の終わり方」の歴史_20240119
日刊SPA!のコラムで取り上げられてた3冊の本を年末年始の課題図書として借りました。
残念ながら、年末年始に読み終えることができずに残ってしまった2冊のうちの最後の1冊を読了。
タイトルにわざわざ「東大生が教える」とついてるのがいやらしいですが、ドラゴン桜2の編集などに関わった人々が作ってるので宣伝文句として受け止めましょう。
さて、肝心の内容ですが、世界で起きた幾多の戦争の中から31の戦争を取り上げ、5パターンに分けてその終わり方と世界に与えた影響をまとめたもので、章立てが適切でセンテンスも短く、漫画並にスラスラ読めました、さすがドラゴン桜。
おそらく、歴史学者からしたらザックリまとめすぎてて不満が出る内容かと思いますが、雑学というか基礎知識レベルで捉えていくには面白い内容でした。
巻末の「おわりに」で、現在進行形のウクライナ侵攻についての考察がされていますが、戦争の終わらせ方については、ウクライナを支援する勢力が利権絡みかはたまたロシアを崩壊させないためか、プーチンおじさんを殺さない程度で睨み合ってることから、ロシアの内部崩壊に期待するしかないんでないかなぁと思う次第です。
誰かプーチンおじさんを穏やかに天に導いてあげてください…
また、本の内容からは外れるのだからその視点はいらないのかもしれませんが、そもそも人間同士が殺し合う戦争の不毛さやそこで数として取り扱われる死者という存在がガン無視されてることについては、戦争を単なる歴史年表上の出来事としか捉えていない受験勉強の知識的な側面を垣間見た気がして不快感が残りました。