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高校事変15_20230816
半グレテロリスト集団のボスの娘がありえない知識と武闘で戦いまくるバイオレンスシリーズである「高校事変」。
シリーズ13から六女瑠那をヒロインとしてスタートした新章のシリーズ15を読了。
前二作ではヒロインと四女凜香とのバディもので展開してましたが、今回は普段は養父母のもとで巫女をしているヒロインが夏期の巫女学校に行くという設定でソロ活動となってます。
毎回、時事ネタを仕込んでくる作者ですが、今回はLGBTQネタを使って、新章で敵対している謎の組織「EL累次体」がヒロインの暗殺を企むという展開。
この「EL累次体」、今回のシリーズでの扱いを見る限り、日本会議的なものをイメージしているようですが、相変わらず詰めが甘い組織でヒロインに返り討ちにあってしまいます。
毎回水戸黄門にも似た展開ですが、飽きずに読めるのは作者の筆力の為せる技か…
最後に、前作でヒロインに撃たれて海の藻屑に消えたかも?と思われていた闇堕ちしたお嬢様が戻ってきたところで終わりましたが、次はどんな水戸黄門が待ち受けているのか楽しみです(笑)