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ザイム真理教 それは信者8000万人の巨大カルト_20231203

がっちりマンデーの森永卓郎氏の書籍で、プチバズってるらしい本を読了。

財務省の推進する「財政均衡主義」を、カルト教団の教義になぞらえて痛烈に批判した内容で、自国通貨で国債発行している国では中央銀行が国債を買い入れれば借金にはならないという「現代貨幣理論(MMT)」をベースに財務省の教義そのものを否定しています。
さらに、与党政治家(特に総理大臣)の財務省軍門への降りっぷりを示し、アベちゃんは唯一の反財務省派だったとか、モリカケなどはアベちゃんを貶めるための財務省の罠だった的な陰謀論も展開し、キッシーの当初からの変節ぶりも財務省の圧力に屈したとして、全ての元凶である財務省解体を提言してます。

MMTについてはいまだに懐疑的な部分が多いですし、アベちゃんが救国の志士だったとも思いませんが、これまでの財政政策が間違いだったこと、特にわかり切ってるはずの消費税増税による国民生活への打撃、それが引き起こす経済の悪循環を全く認めず、政策転換ができない財務省の役人どもの既得権益にしがみつく愚行については賛同しますし、それを国民が自分たちの手で変えられないからか諦観しているのも残念に思いますね。

政治屋のクビをすげかえることはできても、彼らを掌で転がす財務省の役人のクビは変えられないですからね。
スガちゃんが人事権で強権発動したように見えましたが、それだって結局奴らの掌の上だったわけで…

ということで、残念ながら日本人は永遠にザイム真理教に高額なお布施を貢ぎ続けるんでしょう。

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