沼から推しへ
皆さんには「推し」はいますか?
私には長年推してきた方たちがいます
そんな方たちとの出会いから現在までを長くはなりますが語らせてください
将来への絶望・人生の分かれ道
あれは高校2年生の夏
進路についての講習会、講演会が多くなってくる時期
私はとある職業に就きたく日々の勉学も全力でやっていた
「大学は諦めてくれ」そう告げられた
詳しいことはかけないが就職以外道はなかった
それだけははっきりと言える
それならいっそ今までできなかったことをやろう
就職まで時間はある時間のゆする限りやってやろう!
そう意気込んでいないと心が落ちていく
そうどこかで感じていた自分なりの逃げ方だったのだろう
面白い人たちの発見・沼
そうは決めたものの何をすればいいのかわからない
趣味と言えるものは無いし
うーん…
ふと同級生がよく話しているYoutubeっていうやつを見てみよう
前から気になってはいたし。うん、そうしよう!
そんな軽い気持ちで見始めたのが沼への第一歩でした
いろいろ見ているうちにMinecraftのとある動画へとたどり着いた
その人たちの動画はプレイしている人たちは見えないはずなのに
なぜか同じ空間にいて遊んでいるのを後ろから見守っている
そんな感覚に陥り気付けば沼に嵌っていました
底なし沼
時は経ちその人たちも少しずつではあったが認知度が高くなってきたころ
イベントの告知が投稿された
行くしかないそう思った
予想の斜め上を行くイベント内容
またその上を行く伏線の数々
視点のちがう推し事仲間との意見交流
イベント終了後に本人たちから語られる裏話
それを踏まえて再度思い出すイベントの内容
1つのイベントなのに何回も味わえる
こんなに面白いものを作れる人たちがいるのか
どんどん沼に沈んでいく…
そんな感覚だった
その後のイベントは必ず参加した
この人たちの創り上げる世界観に溺れ
この人たちの魅せる空間に惹かれ
この人たちの沼に頭の先まで浸かってしまったようだった
転落
その日は仕事も早く終わりいつになく早く帰宅していた
「今日の動画は何だろうな」
浮ついた気分で用事を済ませその時間を今か今かと待っていた
2本の動画が投稿された
今までにない形式での投稿
新しいことでもするのだろうか
今度は何をするのか
そう思いYoutubeを開く
手が止まった
「いいお知らせ」「悪いお知らせ」
ん?この2本は何??
イベントの告知とグッズでも売れなくなるのか??
悪いお知らせから見るべきだよな
そう思い開いてみる
「無期限活動休止」そう聞こえたような気がした
再度最初から見るがやっぱり言っている
なぜ?これからどうするの?今後は?
発足人が言い出した?
たくさんのなぜと焦りが次第に指先の震えとなり
だんだんと息が吸えない
そこで意識は暗転した
実感のない事実
気が付くとまだ夜だった
夢でも見ていたのか
いや現実だ
まだもう一つの動画を見ていないことを思い出し見てみた
「最初で最後のオフラインイベントの開催」
嬉しい。凄く嬉しい。でも心から喜べない
「最後」その言葉、文字が心に容赦なく刺さる
そして何事もなかったかのように過ぎていく時間
当の本人たちは今日まで多くのイベントをやり
たくさんのグッズも販売した
活動休止なんてなかったかのように
6か月の間に多くのイベント
それがラストスパートをかけているみたいに思えてきて
どんどん負の感情が大きくなる
そんな感情に気づいていないふりを続ける
どんどん心が落ちていく感覚がする
現在
気持ちの整理もつかないまま
活動休止まで2か月となった
区切りをつけないといけない
わかってはいるがどうしても考えてしまう
どうすれば推しのいない生活が送れるのだろうか
どうすればこの感情が消えるのだろうか
考えれば考えるだけ心が落ちていく
少しずつではあるが本人達が出した答えなら
そう考えることもできるようにはなってきた
でもまだ心は地の底かもしれない
もう少し、もう少しだけ時間をください
推し達を最後に笑顔で送りたい
そう思えるまで
この気持ちに区切りをつけれるようになるまで時間をください
最後に
ここまで読んでくださった方お時間をいただきありがとうございました
そしてお疲れ様でした
これを読んだ方で同じ推しの方がいましたらともに最後まで推しましょう
ほかの方を推している方
推しは推せるときに推せ
そうよく耳にしますが本当にそうです
できる限りの気持ちを推しにぶつけましょう
最後までお付き合いいただき心より感謝申し上げます