シングル親のお金と時間の現実
朝電車の中でこのエントリーを読みまして。
もうほぼ衝動と使命感でこの記事を書きます。
「あなたより私のがツライ」と主張する意図ではありません。今の日本で毎日ワクワク楽しい人は「自分をワクワクさせる才能」をお持ちの方くらいで、みんな何かしら不満があるだろうし、中には国や社会に対して絶望感を持っている人もいると思います。様々な状況の方がいるなかで、自分が特にツライというつもりはないです。(それぞれ環境も条件も理想も違うので、そこの比較には全く意味がないですし)なので、misoyoさんと同じようにこの記事はほぼ愚痴になります(笑)。が、「状況知らないのに愚痴並べられても」ってなると思いますし、参考になる方がいるかもしれないなと思い立ち、我が家の家計や日々のタスクをつらつら書いてみます。
まず、私が離婚したのは2018年の夏。離婚理由は伏せますが、財産分与も慰謝料もなしで、親権は私が持つことになりました。(もちろん私は親権を主張しましたが、現状法律でも女性が親権を持つことが好ましいとされていることには、私は疑問を持っています。母性とか、子供は母親といるのが理想とか、何の根拠もない母性神話満載なので。これを盾に女性に子育てを押し付けて養育費支払い逃れて自由になった男性もいるのでは、と思ってしまうほど。これはまた別の機会があったら書きます…)養育費は、月1万円です。これも詳しいことは書けないですが、相手の年収からするとそれが妥当らしいです。裁判所が発表している、養育費算定表(相場扱いされるもの)がこちら。(子供1人の場合)
まぁ…まず言いたいのは、「私の年収関係ある???」ですけどね。相手も子供の親であることには変わりなく、日々の養育・監護はこちらがやっていることを考えて、私の年収がいくらであろうが、相手の負担額は変わらないはずじゃないですか?あとでちゃんとまとめますが、とりあえず月1万円で育つ子供はいないです。月1万円の養育費を払って、「僕は/私は、『きちんと』養育費を払っています」と言われましても…そもそも金額が『きちんと』していないので。
続きまして、我が家のざっくりとした1か月の支出です。
食費6万円(家事代行発注や外食含む)、保育園9千円(4月からは学童7万円)、住宅14万円、光熱費1.5万円、通信料1万円(キッズケータイ含む)、交通費1万円、その他もろもろ(子供の床屋・洋服・靴・本などなど)
私は収入がそれなりにあるので、これとは別に貯金もしていますが、それって相手が養育費1万円でいいのと、何か関係ありましたっけ…?
…ないよな。
気を取り直して、国や行政の制度でいうと保育園は無償化されましたし、子供の医療費は無料なので有難いです。児童手当も、月5千円もらっています。ただ、ひとり親家庭への助成は、所得制限があり、子供1人の場合は親の年間所得が274万円以下じゃないと、対象にならないんですよ…。(市区町村によって若干違いますが、ほぼこれくらいだと思います。我が家は東京23区内)最低限すぎませんかね…。
シングルマザーになって、残業できないとか、出張行けないとか、飲み会行けないとかは、正直仕方ないです。たまに実家に子供を預けて夜の作業に参加したりすることもありますし、休日に子連れで打ち合わせ出ることもあります。上司含めた周囲のご理解もいただいて、楽しく働かせてもらっています。それでも、平日は家に帰ったら、晩御飯を出してお風呂を洗って洗濯物を取り込んで洗濯を回し、お風呂に入って洗濯物を干し、子供に保湿剤を塗って髪の毛を乾かし、洗濯物を畳んで食器を食洗機に入れ、明日の炊飯のセットをしてから子供の歯磨きの仕上げをし、寝かしつける。そのあと寝落ちの闇から復活して、仕事の残りを対応する、という感じです。まぁここは本当にただの愚痴です、というか、世の子育て中の親はみんなこんな感じだと思うので、みんなすごい頑張ってます。私も頑張ってます。すごい。偉い。
政治には絶望感しかないので、少しでも社会が変わるようなアクションを起こそうと、いま色々とアイデアを考えているところではありますが。とりあえず、親になるって、こんな感じです。シングル親に限らず。これ、私が25歳のときに誰かに突き付けられてたら、結婚していなかったかもしれないし、子供も産んでなかったかもしれません。いまの日本社会の状況を、本気でよーーーーく考えたら、結婚する人も子供産む人もいなくなっちゃうんじゃないかと思います。そしてそんな人生は、かなりアリだと思います。