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聴講ノートリスト

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筆者が聴講した発表の個人的なメモをまとめます。
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記事一覧

「ケモナー学会」 in OFFF2024を振り返る|聴講ノート#3

〖2024年6月17日更新〗 Osaka Furry Fun Festa(OFFF)は、年に1回大阪で開催される「ケモノ好きのためのコンベンション」です。第1回は2019年9月、ホテルフクラシア大阪ベイを会場として開催されました。その後、COVID-19パンデミック期に入り、同大会も休止を余儀なくされましたが、2023年7月に同会場で2回目(OFFF2023)を開催。今回(OFFF2024)で3回目の開催となりました。 会場を大阪南港ATCホールに移し、2日間(2024年

「第2回ケモノ学会」 in Kemocon16を振り返る|聴講ノート#2

〖2023年10月31日更新〗 Kemocon(ケモコン)は、「みんなでケモノを楽しもう!」を標語に、年に1回開催されるケモノコンベンションです。16回目の開催となった今回(Kemocon16)の会場は、前回に引き続き御殿場高原時之栖(静岡県御殿場市)で、開会式の前日にあたる「0日目」を含め、10月27日(金)〜29日(日)の3日間の会期で開催されました。 標題の「第2回ケモノ学会」は、Kemocon16の2日目(29日)に実施されたプログラム(「企画」といいます)の一つ

どこまでが動物なのか——人文学から考える|聴講ノート#1

〖2023年3月19日更新〗 ヒトと動物の関係学会 第29回学術大会 シンポジウム1「どこまでが動物なのか——人文学から考える」(2023年3月11日開催) 筆者(=豅)より:当記事は個人的な聴講ノートです。内容に誤りなどありましたらご指摘いただけますと幸いです。 趣旨説明(伊東)「ヒト」ならびに「(ヒト以外の)動物」を(言葉で)取り上げるとき、どう接続するかによってアスペクトが変容する。 ヒトと動物、動物とヒト → 二項対立 ヒトに動物、動物にヒト → 二項区分強