短歌 学校帰り 【令和版百人一首/恋の巻/夏の部】 61 wsd983320987 2024年6月16日 21:26 おそくまで ライトてらされ たあいない あのころの夜 君の思い出夕暮れに歩道橋を渡る --sref 1234109489おそくまで ライトてらされ たあいない あのころの夜 君の思い出 誰も通らない横断歩道は、私たちのしゃべり場だった。「ねぇ、好きな男の子いる?」「いない」 人を寄せ付けないそのまなざしは、クラスで孤立するのに十分だった。だから彼女には友達は少ない。彼女はぽつりとつぶやく。「人を好きになるって……どんな感じ」「どんな感じって、そうね、その人の事をずっと考えてるみたいな?」「頭の中が、その人で一杯になるんだ」「そんな感じね」 彼女は、口を大きく開けて笑う。あははははっと大声を出す。突然の感情にびっくりしながらも、楽しそうな彼女は、きっと好きな人が出来たと思う。「私はあなたの事をずっと考えてる」 彼女の言葉は、軽いようで重いようでわからない。それに気がつくまで、私は時間を使いすぎたと思う。彼女は卒業すると外国で幸せに暮らしているとメールが来る。お似合いの彼女と笑った画像が送られてきた。「……よかったね」解説文以下は参考として作成しています。帰り道 ただ歩いた 夕刻に 君の背を見て 満足した初夏彼遠く もう会えないと 泣いていた あのころにもどり たのしめる夢を #短歌 #百人一首恋の巻夏 #令和版百人一首恋の巻 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #短歌 #令和版百人一首恋の巻 #百人一首恋の巻夏 61