白足袋猫

(´・ω・`)こんにちは。夢でみた事や閃き、膨らんだへんてこな妄想などを書こうとしてお…

白足袋猫

(´・ω・`)こんにちは。夢でみた事や閃き、膨らんだへんてこな妄想などを書こうとしております。 書く事でたまったストレスを昇華しています。 美しくない表現が多いですがどうぞお許しください。シロートなのでよく校正しますがそちらもお許しください(汗)

最近の記事

ぬか漬けで腸活。

  大腸がんの治療を受けてから10年経つがお陰様で問題無く過ごしている。   しかし、元の身体に戻った訳ではない、大腸を20センチ切除しただけで私の食生活は大きく変わった。  あんなに大好きだったお刺身や握り寿司を食べたいと思わなくなった。野菜も生は難しくなり温野菜で食することが増えた。   貧乏だった子供時代の様な粗食生活に戻った。しかし、いまはそれくらいが丁度良いと感じる。ご飯にきゅうりのぬか漬けが丁度良い。   そういう訳でぬか床を始めた。マンション暮らしなの

    • 薄曇の空 第八話

           8.早まって降ったぼた雪    私には異母兄妹が五人居る。    年齢は長女、次女、三女、私、長男、四女の順番だ。   当時金沢で名の知られるとある男性は、正妻との間になかなか後継息子が生まれなかったらしい。   それで実母に手を付けたのだろう。残念ながら私も娘で、その二年後長男が生まれた為、実母と私は切り捨てられたらしい。   もし私が男で生まれたなら違った人生であったかもしれない。しかし、いまとどちらが良かったのか知る由もない。   祖母によると

      • 薄曇の空 第七話

            7.何もかも溶けてしまう程の猛暑に   コロナがやっと五類扱いとなる。   人々は絶望の闇から一筋の光を掴み、恐怖から解放されつつあった。   ぴしゃりと閉ざしていた雨戸を開けて日差しをとりこみ、大気をしっかりと吸い込む。そんな、当たり前が当たり前でなくなった日々をリセットしようとして再度動き出した。とは言え、常に現実がのしかかる。誰しも仕事をしなければ生活していけない。私もそうだ。   先日また仕事を辞めた。悪い癖だ。   先ず仕事を覚えてこなせるよう

        • 薄曇の空 第六話

               6.花冷え前の一時的に清々しい空と完全なる闇     もし私に未来の見える能力があったならば絶対にがんの治療をしない決断をしてる。絶対に。   こんなつまらない世の中に生きて…この先どうすれば良いのか分からないのに。あの時くだらない金をかけ、無駄な治療をしなければ良かった。   世界中が闇に包まれる。   天照大神が天岩戸に隠れた時も世界はこんな感じだったのだろうか。   新型コロナのデルタ株の頃、知人達も次々発症した。ミルちゃんとご家族も発症し

        ぬか漬けで腸活。

          結婚観?…さてな。

          「薄曇の空」の世界でも書いていますが私の結婚観はへんてこです。 先ず一緒に暮らしますから生理的に難しいひとは無理です。ルックスは勿論ですが何気ない作法とか癖とかに気持ち悪さを感じるひとは無理です。愛してると言うより気持ち悪くないひとを望んでいました。 夫とはまだオンラインがグローバルでなかった時のパソコン通信のチャットで出会いました。半年程度チャットで話をして、ある日一度オフラインしてみる事になりました。 初めて夫を見た時に、このひとは私の夫となるひとだと感じました。こ

          結婚観?…さてな。

          コレステロール値?それが何だ💢

           体調不調でクリニックへ。何年も血液検査をしていなかったのでついでに行なった。 「白足袋さん悪玉コレステロールの値ひどいですね、薬飲んでください。」 と、医師に言われてしまった。 「先生、どうせ私もそのうち死にますから別にいいじゃないですか?」 反論しましたが却下され、下げる薬を処方される。 上限数値を130程超えているので乳製品や脂肪の多い肉は控えてくださいとの事で豆乳を飲む事にした。豆乳も嫌いではないのでまあいいかと。  一か月経過、体調がかえって悪くなり精神的にも

          コレステロール値?それが何だ💢

          疲れた時は日本人ならコレでしょ。

          梅干し、だし昆布のカケラをマグに入れて熱湯を注ぐ。 五分待てばリフレッシュドリンクの出来上がり⭐︎ 疲れた時、気分の下がっている時はコレに限る。飲めば脳内から爽快感がほとばしる事間違いなし。  飲み終えてからふやけてる昆布をしゃぶり咬みするのもまた良し(個人的には腹に入れずしゃぶるのみとしている) …以上っ。

          疲れた時は日本人ならコレでしょ。

          薄曇の空 第五話

               5.夏の青空  S状結腸を切除した日は夫の誕生日だったが、祝いを出来ないないまま手術台に登る。腕に注射された途端闇に落ちた。  15秒ほど経つと目が覚めたがそこは手術室ではない。時計が午後3時半過ぎになっている。  15秒だと思っていたが実際は6時間経過していた。電球の球が切れた様な闇は案外心地良かった。 「それでは化学治療を行ないます。先ず腕にポートを埋め込み、そのポートに針を刺して点滴を行ないます。ディフューザーを装着して帰宅して頂き、自宅で48時間薬

          薄曇の空 第五話

          薄曇の空 第四話

              4.満月がとても美しかった頃の異変   十月。仕事の帰り電車の中で吊革につかまって立っていた。私の向かいに座っていた年上の女性が私に話しかける。 「おねえさん大丈夫⁉︎顔真っ青だよ⁉︎座った方がいいよ、どうぞ?」 「えっ?ああ眠いだけですから。ご心配をおかけしました、すみません。」 と軽く返したものの、そんなに顔色悪く見えるって何だろうと思った。  週が変わり会社に行こうとして電車に乗っていたところ、気づけばドアの前の床にしゃがみ込んでいた。はっとして立ち上がっ

          薄曇の空 第四話

          私は沈みたい

               とても疲れた    眠りにつきたい  許されるならば 湖の深い底に沈んで  永遠に目覚めなくなれば良いのに  闇に包まれて楽になれるのに  めいいっぱい花を咲かせたけど  誰も見てくれない道端の小さな花だから  闇に包まれる種へと戻りたい  そこなら誰にも邪魔されず眠りにつける   私はもう動きたくない  何も考えたくない  ただ眠りたい   _(:3 」∠)_ 年末年始も勤務する仕事をしておりますが、それがメチャクチャ忙しくて… それで

          私は沈みたい

          白髪隠さず若見えオトナ女性宣言。

          私は白髪を隠さずに生活している。 ある日思った、アレルギー体質の私が無理をして白髪染めをするのは身体に無益であると。それに外出等で白髪染めしている同世代や年上の女性を見て思った、染めているからって年齢が若く見える訳じゃないと。ただ白髪を染めてるオバサンじゃないか?と。 それである日「染めない」宣言をした。当時同世代の知人女性からは反対意見が多かった。 「一体どうなるの?」 「老けるのではないかしら、大丈夫?」 と言う感じだった。 染めなくなってから真実の髪色に

          白髪隠さず若見えオトナ女性宣言。

          子供の頃の思い出。珠算教室

                珠算教室にて  小3の時、同級生に誘われて珠算教室へ通うようになった。思えば子供の頃の私は自らアレしよう‼︎…という行動派ではなく、同級生に誘われて始める事が多かった。  しかし酒や煙草は自らおぼえた。当時は子供でも大人にお使いを言い渡されて酒や煙草の買える時代、煙草は自販機でも購入出来た。  小5の時に訳もわからず赤ラークを自販機で買い吸ってみた。思いきり深く吸い込むと肺に激痛が走った。  …大人は何でこんなものが美味しいのだろう、肺が凄く痛いだけじゃないか⁉

          子供の頃の思い出。珠算教室

          そうじ記(改)

               そうじ記 私はとある商業施設の清掃員です。 開店前のお客様用トイレの掃除、開店後にはスタッフさん用のトイレと休憩室を担当しています。 今日もお客様がゆっくりお買い物をしてくださいます様に、スタッフさん達がホッとひと息つけます様にと思いながら汚れをリセットするのでした。 そんなある日のこと、いつもの様に担当しているお客様用トイレへ。すると多目的トイレから臭いがしました。 向かって右側に開ける多目的トイレの引き戸を開けました。右手にはオストメイト用のお流し

          そうじ記(改)

          冬至ダイエット

          冬至が近づくと不思議な事にお腹がすきにくい。もしかするとウィンターブルー症状のひとつなのかもしれないが、医師に診てもらっていないので断言出来ない。全く食べないわけではないがあまり食欲がわかない。どうも日照時間と私の食欲は比例しているらしい。 そんな感じが続いて1ヶ月に3キロ程度痩せる。年が明けて成人の日が過ぎると食欲は少しずつ蘇る。2月になり気がつくと10月と比べて7キロ程度痩せるのだ。 残念な事に夏至前後はとても甘いものが食べたくなるので、ここで体重が元にもどるのであっ

          冬至ダイエット

          シンゴ

             シンゴ  子供の頃、僕にはシンゴと言う友達がいた。友達と言っても十くらい歳上だったかなと思う。  どのように出会ったのか覚えていない。いつの間にか右横にいて僕の話をよく聞いてくれた。  シンゴには何でも話した。嬉しかった事、悲しかった事、むかついた事…とにかく色々話した。  いつもゆっくりと聞いてくれて、穏やかな声で答えてくれた。  師走上旬の事、クラスメイトにからかわれた。とても腹が立って悲しくて、悲しくて授業放ったらかしで学校を飛び出して全力で走り部屋へ戻った。

          薄曇の空 第三話

              3.なんとなく雨降り 「…それは、妻ともセックスはありますが他の女の人とも〜と思って。」 「あらら〜正直なんですね。」 「だって嘘ついても仕方ないですから。」  ミルちゃんとはそういう会話から始まった。今時ありがちな方法で知り合い、先ずは彼の車の中で話しているところだ。 「でも私貴方より十歳年上ですよ?」 「いや、それは全然大丈夫です、妻も僕の七つ上なので。…それで貴女の方はなぜ出会いを求めているのですか?」  ああ年上女房さんか、なるほど。  今日はどんよ

          薄曇の空 第三話