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小さな町工場が今できること。 #6
4回の避難所開設訓練に参加させていただき、
回を重ねるごとに多くの方々にアドバイスいただき、
フレーム改良も急ピッチで進んでいった。
小さな町工場でもできる "SDGs”がある
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
出展:外務省 HPより
正直、大企業や国や自治体が行う目標で我々のような
中小零細企業には無関係のように当初は感じていた。
しかしながら、近年の異常気象が頻発する原因として地球温暖化が指摘されている。
自分自身も日々の生活のなかで、
安い商品や使い捨て
など思い当たる節がある。
ものづくりをする企業としても、
ただコストを下げる
時代は終わり
”何か貢献できる"
ものづくりが必要となる。
だからこそ、今回開発する避難所開設用
飛沫感染防止対策パーテーション「エアトーレ+」
はただ良い製品にすることだけではなく、
目標13 [気候変動]
気候変動及びその影響を軽減するための
緊急対策を講じる
に微力ながら貢献できる製品にすると決めた。
廃棄する際の環境に配慮した製品
コロナ禍の飛沫感染防止対策は、消毒や廃棄せざるを得ない
状況致し方ない。開発中のパーテーションも
当初は、石油由来のプラ素材を検討していた。
ある住民の方のアドバイスがヒントになった。
「藍染めなどの自然素材はダメなんですか?」
たしかに、自然素材は盲点だった。
そこから、自然素材で壁面が形成できる素材
を模索した。
石油由来ではない、環境にやさしい素材。
”ポリ乳酸不織布”
100%植物由来の生分解性不織布で、トウモロコシなど
バイオマスが原材料になる。抗菌性、難燃性、
防臭効果等の機能を備えていて避難所開設用に
最適な素材になる。
さらに、ある一定の条件が揃えば自然界に
存在する微生物の働きで最終的に水と
二酸化炭素に分解され、
自然界へと循環するエコ素材。
焼却処分した場合でも、バイオマスの持つ
”カーボンニュートラル性” から、
地球温暖化に影響を与えるCO2濃度を上昇させない
という特徴を有しています。
カーボンニュートラルとは、厳密には、植物由来燃料・
原料の燃焼・分解に伴って排出される二酸化炭素の量を
基準(排出量)にし、元となる植物が成長過程で吸収した
二酸化炭素の量(吸収量)がそれと同じ量となることを指す。
出展:ウィキペディア
これで、壁面の素材も決まった。
微力かもしれないが、
”小さな町工場が今できること。”
「エアトーレ+」のフレームは、
何度でも再利⽤ができる。
壁面の素材も廃棄する際の環境に
配慮することができた。
防災⽤品も未来の地球のために
環境に配慮する必要がある。
これからは、使い終わったことも考えた
商品開発が必須となる。
”それが町工場のチカラ”
#7 飲食店さんのために、開発を進めている
『もう感染対策で、店の雰囲気を壊さない』
”エアトーレ-SE-”
そして、コロナの影響で日本に来れない
海外の方のため
『自宅に居ながら日本を感じる、和の世界』
”エアトーレ-Wa-"
へつづく・・・。