リビングの地図帳
テレビや新聞、本などに各地の地名が出てきます。日本だけでなく外国も含めどこにあるのか気になります。その度に、リビングの棚に置いてある地図帳を引っ張り出します。先日まであった地図帳は子供達の誰かの高校の教材のものでした。どの子も成人して久しいです。何しろ人口から面積、河川の長さまで多くの情報を知る事が出来ました。それでもデータはさすがに古くなりました。最新の数値はスマホで検索することもよくあります。それでも地図帳の楽しみはピンポイントとでなく、辞書のような楽しさがあります。
そんなこんなで、母の日プレゼントに新しい地図帳がやってきました。
その地図帳に、「ロシア西南部・ウクライナ・ベラルーシ」が見開きになって見ることができるページがあります。
ウクライナの国土のほぼセンターにキエフ(キーフ)湖から流れる川があり、クリミア半島、その東側のアゾフ海、南側の黒海。ロシアは、モスクワ東側に広大な国土があるのに、なぜかの地に食指を動かすのか?
民族云々の他に理由を付けてでも手を伸ばしたい場所なのかも?
国土が他国とつながっていない日本人には、と言いたいところですが、過去・現在海を挟んだ半島や大地や島々を自分たちの物だと主張する輩は枚挙にいとまがありません。
陸地も海洋も地球が持っているものなのに、どこかで線引きできるものなのでしょうか?
どこまで歴史を遡れば、本来自分たちの場所だったと主張出来るのでしょうか?
人には何でも(敢えて言います)ガツガツ欲しがる人がいます。その人達の心根を変えることは出来ないのでしょうか。
『足るを知る』。争って手にしても、結局手放して、消えていくのです。