グイン・サーガと私
中学生の時に、アウトというオタク雑誌を愛読していて、そこでグイン・サーガと作者・栗本薫の存在を知った。
グイン・サーガは豹頭の戦士グインを主人公とする群像劇のやうな大河ファンタジー小説で、中坊の私は読み耽り、100巻完結の記念パーティーに顔を出す自分の姿を思い描いたりした。
グインは文庫書き下ろしの小説シリーズで、そこに一時表紙を描いておられたのが、天野喜孝氏だ。
天野喜孝は他にも、ファイナルファンタジーのイラストや、神林長平の小説『敵は海賊』のイラスト、それから田中芳樹の小説『創竜伝』のイラストも描いておられて、
ファンだった。
その、天野喜孝が描いた、FF6のティナのイラストがバックに大きく描かれたTシャツをユニクロ様が出しておられて、あろう事か少し売れ残っているのか、790円まで下がったのに、まだ手が出せず、今日買う事に決めたのだが、
ガイドヘルパーのお給料が入る18日まで待たねばならない。
それまで残っていてくれ、私のティナ、私の青春、天野喜孝氏よ。
おお美しい、バックに描かれたティナの、鮮烈な赤がアクセントのイラストの、なんとも美しい切れ長の目よ。
なんや、わたし好きなもの色々あるやん。