読者の信頼を獲得する方法
こんにちは、にょびたです。
人間社会において、ビジネスでもプライベートでも「信頼」は非常に大切ですよね。
信頼関係が構築できない相手とビジネスパートナーになることはできませんし、プライベートなら友達になることも不可能です。
もし信頼できない人とビジネスをしようものなら、疑心暗鬼になってしまうだけで、上手くいくものも上手くいきません。
また、自己啓発本の世界的ベストセラーの「7つの習慣」の中でも、「信頼」について書かれています。
7つの習慣では「信頼残高」という概念が紹介されていて、「信頼残高」は人の「信頼」を銀行の口座残高に例えたものです。
つまり、信頼残高がプラスになればなるほど、他人から信頼され、マイナスになれば他人から信頼されないという概念です。
そして、信頼残高を増やす行動が「7つの習慣」では6つ紹介されています。
詳しく知りたい方は、マンガ版などもありますので、是非「7つの習慣」をお読みいただければと思います。
このように、成功哲学でも重要視されている「信頼」ですが、文章を書く私たちも、読者の信頼を獲得することは、非常に大きな意味を持ちます。
なぜなら、書き手に対して読者の信頼がなければ、文章を読むのは毎回一見さんばかりになってしまうからです。そうなると、常に新規の人の目を惹く文章を書き続けなければなりませんし、そのような文章を書き続けることは非常にエネルギーを使います。
その為、「そのうちに疲れ切って文章を書くのをやめてしまう」といった事態になりかねないのです。
執筆活動を続けていく中で、書き手としては「読者には書き手のファンや常連の読者になってもらいたい」と思うのですが、それには、どうしても読者の信頼を獲得しなければいけないのです。
しかし、ただ闇雲に文章を書くだけでは、読者の信頼を得る事ができるかどうかは分かりません。「当たるも八卦当たらぬも八卦」のようなギャンブルになってしまうのです。
では、文章で読者の信頼を獲得するには、何をどうすれば良いのでしょうか?
それには「人間が他人を信頼する仕組み」を理解するのが一番の近道だと思います。そして、その仕組みに沿った情報を読者に提供することで、読者に信頼感を得てもらおうという訳です。
そこで今回は、文章を書く上で非常に大切になる「読者の信頼を獲得する方法」について書いていくことにします。
この記事を読めば、あなたは読者の信頼を得る方法がわかるだけでなく、人間がどのようなモノから信頼感を覚えるのかを理解する事ができるでしょう。
漠然と情報発信しても読者の信頼には繋がらない
近年の脳科学や心理学など現代科学における研究の進歩によって、「人間」について科学的な観点からの理解が深まりつつあります。
その中で、人間が他人に対して「信頼」する、または、「信頼感」を覚えるという現象を、ある程度科学的な視点で説明ができるようになってきました。
今まではどうすれば他人の信頼を得られるのかという事は、先人の経験則を元に話されてきました。
例えば、あなたは子供の頃、親や周りの大人から「嘘をついてはいけない」と言われて育っていませんでしょうか?
これは、「人を騙してはいけない」という戒めの意味と、「誠実な人間は周りから信頼される」という信頼関係を構築するための経験則の側面があります。
それ以外にも、一貫性だったり、共感だったりと多岐にわたる要素が「信頼」に関わってくるため、「信頼」というのはとても複雑な脳の活動なのです。
その為、何の知識もなく漠然と文章で情報発信したところで、読者の信頼を得られるどうかはわかりませんし、上手く信頼されたとしても、それはたまたま上手くいっただけで、次上手くいくとは限らないのです。
客観的なモノからは信頼は得られない
一昔前のビジネスの世界では「説得」という方法で顧客の信頼を獲得し、商品やサービスを購入してもらうという考え方が主流でした。
その為、商品やサービスの優位性や、便利さや、性能などの客観的データや事実などの「客観的なモノ」を積み上げることで、顧客を「説得」しようとしてきました。
しかしながら、近年の研究から人間の決断は「客観的なモノ」によって行われるのではない事がわかっています。もちろん「信頼する」という決断も「客観的なモノ」からでは獲得できません。
詳しくは、下記のリンクから「ライティングにおける『感情の同期』について」をお読みください。
つまり、正しく論理展開し矛盾のない話をしたり、比較検討した客観的なデータや事実を提示しても、信頼には全く繋がらないのです。
ちなみに「信頼」に近い言葉に「信用」というのがありますが、この違いを説明しておくと、「信用」は過去の実績や成果から得られるモノです。
他方、「信頼」は未来に対するモノであり、過去の実績などは全く関係のない概念なのです。
すなわち「客観的なデータや事実や実績」から得られるのは「信用」であり、「信頼」ではないのです。そして、「信用」というのは実績や成果が必要なことから、ある程度の時間が必要ですし結果が伴わなければいけません。
その為例えば、「たったひとつの記事から読者に信用してもらう」といったことは、かなり難易度が高いのですが、幾ばくかの信頼を獲得することは可能なのです。
それでは事実や実績・データなどの「客観的なモノ」から「信頼」を獲得する事ができないとなると、どのようなモノから人間は他人を「信頼」するのでしょうか?
次は「人間が他人に対して信頼を感じる仕組み」について、説明してくことにしましょう。
人間が他人に対して信頼を感じる仕組み
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