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オバハン矯正日記8 年賀状

2025年、元旦。
オバハン歯科医から
手書きの年賀状が来ていた。
「矯正頑張りましょう」

見つけた我が子が
「なんで歯医者さんから年賀状来るの?」
自分の歯医者からは年賀状が来ず、
不服そうである。

なぜ歯医者から年賀状が来るのか。
答えは簡単、オバハンだからである。
オバハンは手書きにも
年賀状にも抵抗がないのだ。

手の届く範囲に筆記用具があり、
年末には慌てて年賀状を書く。
昭和から染みついた習慣である。

例え郵便料金が22円も上がっても
コストだけで年賀状を止めることはない。
特に商売人なら、
この時代における
手書きの威力もわかっているのだ。
見た目ではなく、やることがあざとい。

さらに言うなら、
患者が少ないから
まだまだ手書きでなんとかなるのだ。

ガチャもアニメもない、
しかしこういうところに
お金をかけるのが昭和生まれなのだ。

わかったか、21世紀生まれの子よ。

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