TOEFL iBT®が大幅リニューアル
TOEFL iBT®を実施するETSが、新版のTOEFLテストの概要を公開しました。(An Enhanced TOEFL iBT® Experience)
◆OVERVIEW
2023年7月26日からスタート
問題内容が大きく変更されるのはWritingセクション
ダミー問題が消失
目安の受験時間が2時間未満ということになっている
(が、実際には2時間は超えるでしょう。
参考: →"トフレ!" の葛山先生の記事 )
◆READING
制限時間は36分
→ETSはEstimated Timingを35分としていますが、
これは1分サバ読みした数値で、制限時間 自体は36分の模様。
(同じページにリンクのある"TOEFL iBT Free Practice Test"で確認できます)パッセージの数が2つに(各10問 = 全20問)
→つまり「1パッセージあたり目安18分・10問」
◆LISTENING
目安36分・全28問
→これも選択肢を選ぶのにかかる時間は人によって異なるし、
時間はあくまで参考程度ですね
◆SPEAKING
目安16分・4タスク
→このセクションは全員使う時間は同じでしょうから
受験者ごとの差異は想定しなくて良いでしょう
◆WRITING
Integrated Taskは存続
Independent Taskが廃止
かわりにWriting for an Academic Discussionが追加
→ online class discussionで、トピックに関して
自分の意見を展開するという状況設定
→ 10分で100語以上 が目安。かなり短くなりました。これもEstimated Timingは29分となっていますが、
Integrated Taskで制限時間20分(Reading・Listeningの時間抜きで)、
Academic Discussionで制限時間10分なので、
よほど余裕のある受験者でない限り29分で終わるわけありません。
→Writingセクションが特に気になる
Independent Taskが廃止されるなんて、とにかく驚きです。
このIndependent Taskのおかげで、1つのエッセイというまとまりで 自分の意見を展開していく力を養えたと思っているので、寂しいですね…。語彙力も、このタスクがあればこそ、上げていこうというモチベーションが生まれやすいのかなと思うのですが。
とはいえ、そういう力を養いたければ、TOEFLよりもジャッジが物凄くシビアなIELTS®のWritingにトライしたって良いわけで、TOEFL iBT®の受験者は、7月26日以降にスコアを取得する場合はこの新しいAcademic Discussionに注目です。
online class discussionという場面設定なので、不自然に難易度の高い語彙を使いまくったりするより、10分以内で妥当な投稿を書けるかという実践的な力が試されそうです。
個人的にはWritingセクションにかなり興味があるので、(まだ公開された情報は少ないですが)例題や新しいScoring Guideなどもう少しチェックしてみて、また紹介できそうな情報があれば記事を書こうと思います :)
→次の記事を書きました。
新TOEFL iBT®の"Academic Discussion"問題について[01]
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