ChatGPTとTOEFL®ライティング練習1-3
※※※ ご注意 ※※※
TOEFL iBT®は、2023年7月26日から形式が変更され、
それ以降 "Independent Task" は消滅します。
【参考】 TOEFL iBT®が大幅リニューアル
前回の続きで、Bodyパラグラフの2つめに進みます。
(シリーズを1から読みたい方はこちら)
お題:
Technology has improved human communication.
◆答案(Body 2)
In addition, technology has allowed us to meet new people around the world, helping broaden our horizons. Again, the Internet is a major force behind this development. Suppose you live in Japan, for instance; in the past, you could only interact with those living in the same neighborhood. In contrast, today, with Internet access, you are able to make friends with people living in the opposite side of the planet, including those in the United States, Brazil and Chile. Through air traveling enabled by planes, which is another technology, we can even visit them at much lower costs than before, experiencing different cultures in person. All of these help us broaden our perspectives, which enhances our understanding of people from different backgrounds. In fact, I often use an online tutoring service where Americans teach us English, thanks to which I can better understand their typical thinking patterns. Such experience, which would be impossible were it not for the Internet, could promote mutual understanding among diverse people around the globe.
前回よりも具体的なexampleを書けたような気がする & 仮定法も強引に(ラストの1文に)盛り込んでみましたが、他方で語彙レベルがあまり高くない(目を引くような語彙を2, 3個ぐらい入れたかった)のが反省点、というのが書いた直後の感想。
◆やりとり①(文法)
文法的にOKかどうか聞いてみましょう。
返答:
いやー、でも前回、明らかなミスも無視されてcorrect扱いされているので、ちょっと疑心暗鬼です。さらに確認するも、特に有益なコメントが得られなかったので、次に進みます。
◆やりとり②(内容・構成)
内容と構成に関して尋ねると、3点アドバイスが返ってきました。その2点目がこれ:
もっと具体例を加えよ、と。IELTSだと文章が冗長になって評価されなそうなアドバイスですが、TOEFLだと確かに効果的ではありそうです。どんな具体例がありうるのか聞いてみます。
アカデミックなテストでonline datingについて書くのは躊躇してしまいそうですが、1つめのsocial mediaは確かに汎用性の高そうな例です。「新しい人に出会う」という意味では、2つめのonline communitiesも書きやすそう。似た興味関心をもった人たちと繋がる → インターネットが存在する前だと不可能だったような交流ができると、というのは書きやすそう。
◆やりとり③(語彙)
今回は、more sophisticatedな語彙で書き換えてもらった文から、気になったものを紹介してみます。(太字は特に印象的な表現)
a major force
→ a pivotal forceyou could only interact with those living in the same neighborhood
→ once your social circle was limited to your immediate vicinitywith Internet access, you are able to make friends with people living in the opposite side of the planet
→ with the availability of the Internet, the opportunity to engage with individuals from diverse backgrounds across the planet has never been easierwhich enhances our understanding of people from different backgrounds
→ which in turn elevates our comprehension of people from varying originsthanks to which I can better understand their typical thinking patterns
→affording me insight into their typical thinking patternsSuch experience
→ This kind of exposure
良いなあ… こういうアドバイスを一瞬でしてくれるのがChatGPTの嬉しいところです。engageなんかは、engage in Oで「Oに従事する」で覚えることの多い表現ですが、上ではengage with Oで「Oと関わり合いをもつ」という意味で使ってくれているようです。communicateやinteractをもっとパラフレーズしたいときの候補の1つとして覚えておくと良さそう。
affording me insight into Oとか、exposureあたりも、1人で勉強していると思いつかなそうな書き換え候補。
◆やりとり④(Overall)
今回も答案を10点満点で採点してみてもらいます。
また8かー!
前回同様、10点満点の答案を書いてもらいましょう。(印象的な部分は太字にしてみます。)
話の流れは元の答案に準拠してくれつつ、表現がよりこなれている(&語彙レベルが高くなっている)印象です。こういう書き換えは勉強になるので助かる!
◆オマケ
今回は、このパラグラフの内容に対して考えうる反論(counterarguments)にはどのようなものがありそうか尋ねてみます。
face-to-face interactionsが減るという主張は前回も登場しました。
echo chambersの指摘はごもっともな反論で、「似た意見の人とだけ交流することが可能になってしまい、むしろ視野は狭まって、異なる意見の人とのコミュニケーションがとれなくなってしまった」といった話が書けそうです。Some might argue that … で使えそうですね。(これに反論するのは骨が折れそうだけど。)
まとめ
今回は、Body 2(つまり全体でみれば第3パラグラフ)を添削してもらいました。Bodyを3段落構成で書く人が多いようですが、自分はTOEFLではBodyを2つで書くスタイルなので、あとはConclusionを残すのみです。
だんだんChatGPTのクセみたいなものも分かってきたように感じます。とりあえず、OKとかcorrectとか言われても、「もっと改善点ないの?」とか「よりベターな答案に書き換えてみてよ」とお願いすれば、さらにハイレベルな答案を作ってくれます。「現状に満足できない!もっとレベルが高いエッセイを書けるようになりたい」という人にとっては、とことん付き合ってくれるコーチという感じで使えますね。
~他のTOEFL (Independent Task)関連の記事はこちら~
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