ChatGPTとTOEFL®ライティング練習2-2
※※※ ご注意 ※※※
TOEFL iBT®は、2023年7月26日から形式が変更され、
それ以降 "Independent Task" は消滅します。
【参考】 TOEFL iBT®が大幅リニューアル
お題に対してYES版のプラニングをした前回に続いて、今回は「NO版」でアイデア出しをしていきます。
◆問題
Social media companies should censor certain types of speech.
◆PLANNING (NO版) ~まず自分で~
ChatGPTの意見を聞く前段階として、まずは少し自分で。
言論の自由 (Freedom of Speech)
今やsocial mediaは重要な言論プラットフォーム
→"言論の自由"の観点から考えて、
容易に発言を検閲・規制すべきでない
ただし)明らかに有害なコンテンツなら可ユーザ減少を招く
発言が検閲されるとなると敬遠するユーザも
→営利企業にとって不利益基準が不明確になりそう
「なぜ発言Aは規制されて、発言Bは放置なの」
みたいな状況がほぼ確実に発生する
→一企業がそのような裁量をもつべきでない
3つ出しましたが、この時点で個人的には「NOは書きにくそう…」という印象です。
たとえば1点目の「言論の自由」。こういう、原理的な価値観というか「そりゃ大切だよね」なものって、そこから話を展開させていきにくいことが多いんです。
というわけで、個人的には既に「YESで書こう」と心が傾いているんですが、ChatGPTの見解も尋ねてみましょう。
◆~助けてChatGPT~
Violation of Free Speech
やはり出ました、「言論の自由」。
ちなみに"free speech"と"freedom of speech"の使用頻度は、現代ではfree speechの方が多い模様です(下図参照)。
Subjectivity
主観性。抽象的すぎるので続きを読むと:
Determining what types of speech should be censored can be a subjective process, as (以下省略)
ということで、これは上記3点目で書いたやつと同様ですね。
Slippery Slope
おもしろい表現が登場です。直訳すれば「滑りやすい坂」ですが、そこから転じて、「物事が(まるで坂を滑り落ちていくがごとく)悪い方向へと向かっていく」ような状況を指し、Collinsの辞書では以下のような説明が。
If someone is on a slippery slope, they are involved in a course of action that is difficult to stop and that will eventually lead to failure or trouble.
ここでは、企業にある一定のspeechへの検閲を許せば、それが危険な前例となってしまい、さらに幅広い検閲とつながりかねないといった懸念を意味しているようです。ただ、これはライティングでは少し書きにくそう。
Responsibility
大まかに意訳すると、「たしかに有害なコンテンツの拡散を防ぐ責任が企業にはあるものの、究極的にコンテンツをどう理解し吸収するかは個々人の問題だ」といった議論でした。一理あるのですが、個人的には「今日の社会におけるsocial mediaの影響力の大きさを考えれば、この議論はやや乱暴なのでは」という気もします。
まとめ
ChatGPTの挙げた理由も読んだうえで、あなたならYES/NOどちらで書きたくなったでしょうか?
私は当初の通り、YESの方が書きやすいのではと感じたので、今回はAGREEの立場で書いてみようかなと思っています(そこであえてNO版のエッセイを書けばさらに力がつくでしょうが、ひとまず肯定版で…)。
ChatGPTが相手なら どしどし遠慮なく質問が可能なので、たとえば5問ぐらい用意して、「今日はChatGPTの力を借りてアイデア出しの練習だけガッツリやろう」とかも良いかもしれませんね。ではまた :)
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