“できる”ライターは読んでいる?!書くことを仕事にしている人たちが持っている本10選!!
ライター・編集者をはじめとした「書くこと」を仕事にしている人たちは、なにも最初から文章がうまかったわけではありません。
その知識や技術を身につける過程で、必ず文章に関する本を手に取っています。実際に他のライターさんと話していると、同じような本を読んでいることがあり、
「あ、その本私も読んだことある!」
と盛り上がることがあります。
今回はそんなライターたちが読んでいる本と、これから読まれていくだろう本をピックアップして10冊紹介していきます!
新しい文章力の教室
苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
通称ナタリー式と呼ばれる鉄板中の鉄板と言える本。
ライターとして長く活躍している人に「おすすめの本は何ですか?」と聞くと、大抵この本を挙げます。これを読んでからライター人生を始めたという人も少なくないはず
とにかく「文章を書く」ということについて細かく解説してくれています。ライターとして活動する上で土台となる考えを身に付けることができるでしょう。
これは実体験なのですが、ちょっと執筆のレベルに難ありなライターさんにこの本を推薦図書として提示したら、大きく文章が改善したことがあります。それくらいライターのレベルをぶち上げてくれる本です!
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
第一線を走っているWebライターに「この本知ってる?」と聞くとその反応は大体決まっています。
「もちろん知ってるよ」からの“ニヤリ”。
ストーリー形式で、SEOやWebライティングに関する知識を学ぶことができるのですが……
キャラクターやストーリー展開が真面目にボケ倒しているっていう、異才を放つ本です。
ちなみに本作の主人公がエンターキーを押すだけで
・
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・
周囲の物や人が爆風で吹き飛びます。
(意味わかんないでしょ?笑)
ただし、順番的には次に紹介する「沈黙のWebマーケティング」が先です。
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲
沈黙のWebライティングの前編で、深く
・SEO
・Webデザイン
・セールスライティング
をはじめとしたサイト運営について学べる内容になっています。
執筆に関してはもちろん、取材や推敲についても書かれていて、実践的な知識を身に付けることができます。
ツッコミどころ満載のストーリーも相変わらずで、ゴツい顔の主人公が急に歌い出した時は腰を抜かしました(笑)
感動のクライマックスには涙を禁じ得ません(たぶん)
セールスコピー大全
ライティングをする上で、手に届く場所に置いておきたい本。
特にセールスコピーについて書かれていて、
・キャッチコピー
・心理戦略
・リード文
・その他の仕掛け
などのサンプルが豊富です
あまりに良かったのでブックレビューを書きました!こっちも読んでみてくださいね!
超・箇条書き
タイトルの通り箇条書きに関する本です。しかし、箇条書きだからといって軽く見るものではありません!
箇条書きを理解することで、物事を論理的に整理する力が身につくので、
・文章の構成が苦手
・回りくどい表現をしてしまう
という方にも多くの発見があります。
特にライターとして重要になる文章構成の考え方がよくわかる一冊です。
また、ライターとして本当に単価を上げていきたいなら、企画を持ち込んでクライアントに提案する場面も出てくるものです。
この本は箇条書きを使ってどうやって相手に情報を伝えるかについて言及されていて、プレゼンや企画でも大いに役立ちます
ロジカルで相手に伝わる企画・コンテンツを作りたいならこの本は読んでおきたいですね!
人を操る禁断の文章術
メンタリストのDAIGOさんが監修した人間心理に則った文章術が学べる一冊。
説明がシンプルで図解も多く、とってもわかりやすい内容となっています(ほんとサクサク読めます)。
手軽に読める半面、その内容はめちゃくちゃ実用的です。伝え方一つ変えるだけで、こんなにも文章の印象が変わるのかと驚かされます。
「読者は感情を持った人間だ」という前提を思い出させてくれる一冊でもあります。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
文章術の名著100冊を整理して、その中で言及される頻度の多い内容を調査。ランキング形式で紹介している、異色な本です。
ランキング上位はライターを長くやっていたら「やっぱりそうだよな!」というものが多くあります。
逆にランキング下位になっていくと新しい発見もある、プロにもアマにも有益な情報が満載です!
初版は2021年1月で、比較的新しい本ではありますが、文章術の本100冊分の良いとこ取りをしていることもあり、現在でも発行部数を伸ばしているようです。
ライターが読むのはもちろん、文章を指導する機会のある人も持っておきたい一冊ですね。
影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか
ライティングの本ではありませんが、「やっぱり読んでるよね(笑)」ってなる社会心理学の名著。
人間の行動心理がどのようになっているのか、多くの事例も交えながら解説されています。かなり分厚い本ですが、読む人を飽きさせない内容になっています。
この本、重いし分厚いですが、一度手に取って最初の章だけ読んだら、あとはずっと引き込まれます(認知的不協和、返報性の原理!?おもしれーーーーー!!!)。
影響力の武器を一度読んでおけば、その知識が文章を書く上で大いに役立ちます。
ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則
日本のトップマーケター神田昌典さんがアメリカから持ち込んだコピーライティングのバイブルとも言える本。
アメリカの伝説的なコピーライターと言われるジョン・ケープルズが書いたもので、実際に数億円規模の利益を生み出した手法がバンバン書かれています。
今の日本国内にある記事コンテンツの源流を辿っていくとこの本にたどり着くんじゃないかな?と個人的には思っています。
例えばよく記事コンテンツで見られる、
・○○をする方法!
・発表!○○
みたいなキャッチコピーはこの本に書かれているものです。
原典であり原点であり頂点(かも?)
取材・執筆・推敲――書く人の教科書
あなたが本気で「ライターとして生きていく」と考えているなら、この本は必読です。
この本には
・ライターとしての考え方
・取材の具体的な方法や手法
・文章の組み立て方
などなど、ライターとして活動していく上で必要なことがすべて、しかも細かく解説されています。
私自身、前書きにあたる「ライターとはなにか」というところから心を揺さぶられました。
その半面、「もしもライターとして駆け出しだったころにこの本を読んだとして、どれだけ理解できただろうか?」とも思ってしまいます。
今日読んで受けた理解と、実際に記事を数本書いてから読む理解とでは、後者のほうがより深いものになるでしょう。
ライターの成長に合わせて見え方が変わる、とても魅力あふれる本だと感じました。
著者の古賀史健さんは、noteでも発信されているので、合わせて読んでみるのも良いかもしれませんね!
〜ずっと持っておきたい本はありますか?〜
ここでは紹介していませんが、私にはライターとして仕事を始めた時から、今でもよく読む本があります。もう流通していない絶版本です。
何回も読んでいるはずなのに、開くたびに新しい発見があるため、付箋だらけになっています(笑)
現在ライターとして活躍している人たちにも、そういうずっと持っている本があることでしょう。
本当に価値のある本は、自分の成長に合わせて見え方が変わってくるものだと私は考えています。
今回紹介した本の中から、あなたがこれからずっと大切にする一冊が見つかれば幸いです!
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