最初は漠然とした「夢」だった
※割と長い内容。2090文字。それでもちょっとだけ大事な内容。
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「作家になりたい」とは結構昔から言っていて。
高校卒業の段階では「将来作家になりたいです」なんてことは言ってました。
ただその時はまだ「作家」の具体的なイメージもなく。ただ漠然と「作品を書いた収入だけで生きている人」と思っている程度でした。
それから浪人して大学に行って。大学在学中にkindleが日本でも販売開始になって。私も試しにkindle出版ことKDPに挑戦しました。
挑戦していくうちに「作家」という概念が変わりました。
「作品による収入だけで生きている人が『作家』というわけではないな。有料・無料に関係なく作品を書いて世に出している人は『作家』に見えてきた」
そう思うのと同時に、
「これから先の未来で『作家』という定義はどんどん曖昧になっていく」
というのも感じていました。
大学を卒業し、とある中小企業に就職しました。その会社には入社3ヶ月にして愛想が尽き、「絶対にこの会社で出世なんかするもんか。絶対に近いうちに辞めてやる」と思いました。
そんな反骨精神と、会社の女の先輩におだてられたのもあって、たまたま2015ミスユニバース三重大会に挑戦することになりました。運よくファイナリストに選んでいただき、美に関する考えを深めるためのセミナーであるビューティーキャンプやその他の活動に携わることになりました。
活動していくうちに自信が湧いてきたというのか、「自分にはとてもすごい可能性があるんだ」と気づきました。「私は社会に対してやろと思えばいくらでも貢献もできる人間だ」そう思えました。
そこに元からあった「作家になりたい」という考え方が加わって、「私はものを書くことで社会貢献をしていこう」と思うようになりました。
けれどもその時はそこまででした。まだまだ「作品執筆によってたくさんの人を楽しませよう」くらいの漠然としたものでした。
ミスユニバースは2015、2016年大会に挑戦させてもらい、挑戦したことによって自分の可能性への自信が強化されました。
会社への恨みが絶頂に達していたのもあって、2016年3月の年度切り替えを以って会社を退職。モデル・作家としての活動を始めました。
2016年の初夏の頃、一人のカメラマンさんに出会いました。静岡県を拠点に「ドラマティックストーリーフォト」と題して活動されている舘林佳史さんです。当時「どうやったら自分の活動をうまくやれるか」と悩んでいたこともあって、彼に相談してみました。
いただいたアドバイスは「ブログ・SNSに一日一回投稿すること」でした。そうしていけばファンが増えると。
私はアドバイスをいただいた直後からすぐに一日一回投稿をするようになりました。
そうやって投稿を繰り返していくうちに、「有意義な暇つぶし」というキーワードが思いつきました。今の私の活動理念になっている言葉です。
しかしその時はまだまだ漠然とした内容でした。
「読んでちょこっとすっきりする話」
くらいのイメージでした。
結果ファンが増えたかどうかは微妙です。表面的には「応援してます。頑張ってください」とコメントがタイムラインには並びましたが、いざ私が何かをしようとするとほとんど誰も動きませんでした。
それでも一日一回投稿を続けました。純粋に文章を書いて投稿するのが楽しかったんです。
繰り返していくうちに「有意義な暇つぶし」の考えも深まりました。
先日ミスユニバースの時にお世話になった方にお会いしました。スポンサー会社の社長であったり、ビューティーキャンプの講師だった方です。
その方に今の執筆に対する思いを語りました。
「私は忙しく過ぎていく日々の中で一瞬だけ考え、感じる時間である『有意義な暇つぶし時間』を多くの人に提供したい。そういう一瞬の経験の積み重ねは人生を豊かにしてくれるから。そして豊かな人生を歩めるようになった人が一人でも増えれば、社会全体が豊かになる。私はそんな豊かな社会を実現するために今、執筆活動をしています」
「作家」という職業に対して漠然としたイメージしかなかった小娘が、
漠然と「たくさんの人を楽しませたい」と思っていただけだった調子に乗った若い娘が、
とりあえずこの段階まで自分の考えを語れるようになりました。
久しぶりに再会した方からも「ミスユニバースの時そんな風に思ってたの?」と驚かれて。
あの頃はまだ若かったからこそ漠然としたイメージしか抱けていなかった。「考えていなかった」と言えば間違いにはなるけれど、「考えていた」と言うには当時は考えが未熟過ぎました。
「これでも私も成長したみたいですね」
なんて答えました。
何事も続けていくとそれに対する考え方も変わってくるもの。
今の執筆に対する思いも、そうやって育ってきたんだと思います。最初は漠然とした内容でかなかったのが、どんどん具体的になって、鍛えられて、強くなった。
「夢」は叶えることを目指しながら、考え方を育てるもののようです。
まだまだこの先どうなるかなんて分からないけれど、今はこうして自分の人生で成すべきことが見えたことがとても嬉しくて仕方ありません。
これからもこの考え方を育てながら活動していきます。
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作品に関する詳しいあれこれはこちらのブログをご覧ください。
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