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プロジェクトSHIROHAのタイトルの考え方を考える

【仮題】沈みゆく群青、昇る白波

として、ここまで進行してきたプロジェクトSHIROHAなのでが、連載開始に際してタイトル名をちゃんと決めないといけないだろうと思い、その過程をまとめていければいいかなと思っています。

タイトルってどんなもの?

かなり重要です。Web小説サイトだとこの名前しか出て来ないに等しいし、ランキングに露出したときは、その響きでしか読者を誘引できないです。紙の書籍の場合は、表紙の絵が多少関係するかもしれませんが、背表紙で陳列されることを考えると、キラリと光ってりることが最低限必要です。

タイトル名をちゃんと決める目的

これは、より多くの方にコンテンツをお届けするため。潜在的な顧客に選んでいただける一冊とする。そのために、可能性の高いタイトル名を合理的に決定しようというお話です。これを言うと、他方、作者の好きなようにつければいいじゃないか?!という話は個人で作る際は成り立ちます。今回、作者・朗読者・編集者・コミュニティメンバーまで絡んでいて、クラウドファンディングまでかけようとしているので、自己満足に付けるというのは違うスタンスで考えていきます。

潜在顧客は誰か?

まず、分野として、「ライトノベル」ではなく、「ライト文芸」を志します。ライト文芸の定義としては、メディアファクトリー文庫さんの定義をお借りしていまして、

「ずっと面白い小説を読み続けたい大人たちへ」

を採用しています。ライトノベルを読み続けてきた世代が社会に出る年齢になってきた世代にも受け入れられるようなライトな文芸としたいと考えております。デモグラとしては30代以降、男性。

現状のファンの構造

今のファンコミュニティの状況でいうと、現状、NFTコミュニティでやっているので、そちらで認知が進んでいる状態。昨日のマーケティングのお話に繋がります。

あと、文芸側は開拓中、作家の水無月彩椰さんのファンの方がブックマークで約100人。というところでしょうか。

ライト文芸のタイトル名

有名どころはこんなところですね。やはりどれも良いタイトル名です。何も絵がなくてもイメージがとても湧いてきますね。ただ、売れている本のタイトル名リストは何を行っても後から正当化できちゃうので参考レベルですか。

  • 君の膵臓をたべたい

  • いなくなれ、群青

  • 君は月夜に光り輝く

  • 午前零時のサンドリヨン

  • 天使は奇跡を希う

  • ビブリア古書堂の事件手帖

  • これは経費で落ちません!

  • 図書館戦争

SFのタイトル名(小説家になろう)

なかなか、小説家になろうとなると、ラノベ寄りのタイトルが増えます。文字数に制限がないWeb小説のタイトル名は、どうもサブタイトルでイメージを伝えるのが勝ちパターンのように思えます。少なくとも2行ぐらいは書籍名を書いたほうが良く、タイトル名を数個の単語で終わらせるのは逆にもったいない。

  • 未来世界には古流がない!~対戦格闘型XRゲームで古流剣術を使ったら掲示板がざわついた~

  • アルケミスト・スタートオーバー ~誰にも愛されず孤独に死んだ天才錬金術師は幼女に転生して人生をやりなおす~

  • 深層世界のルールブック ~現実でTRPGは無理げーでは?

  • 剣客ウルフ

  • 【蒼星のファンファーレ】〜僕をかばって死んでしまった幼馴染の彼女を救うため、二度目の世界では知識チートを活かした最強装備の機動兵器で守り抜く〜

  • 砂漠と鋼とおっさんと

ブロックチェーン・NFT関係の書籍タイトル名

ここ一応把握しておいたほうが良いです。

  • ブロックチェーン・ゲーム 平成最後のIT事件簿

  • 図解即戦力 ブロックチェーンのしくみと開発がこれ1冊でしっかりわかる教科書

  • 図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本

  • クリエイターのためのNFT参入マニュアル

  • 底辺営業マンがNFTに出会い100日で人生が変わった話

当たり前ですが、実用書しかないですね。最後のNFT関係のクリエーターのうじゅうなさんの本は有名ですね。

内容に最も近いタイトル名

現状の仮題の付け方ですね。制作に関わっていくと、ここに寄せたくなる気持ちが制作チームに出てきてしまうことが多い。マーケティング的なメリットは少ない。読み進めるに従って、何か納得感が出ることで、読了率の向上につながるかも知れない。

  • 沈みゆく群青、昇る白波

  • 砂時計は白波に消える

  • 泡沫の夏、昇る白波

  • 沈みゆく群青に、白波は昇る

  • 白波は昇る、沈みゆく群青に

  • 玻璃にも似た、群青色の恋模様

タイトルの考え方でベストに思えること

このへんまで検討を進めると、以下を考慮すると成功確率が上がりそうに思えます。

  • Web小説サイト上のタイトルとしては、端的なタイトル名+サブタイイトルでめちゃんこ説明が良さそう。

  • ライト文芸として書籍が出るとなると、代表作・名作には端的なタイトル名が多い。

  • ブロックチェーン関係を絡ませると面白そう。(ライバルが圧倒的にいない)

例)沈みゆく群青、昇る白波~ウチ気な僕をマスターと呼んでくれる、ブロックチェーンに生きているバーチャル・ヒューマノイドの少女に夏が終わるとバーンされちゃうと聞いて焦ってる~

※これは色々足りていないので例・イメージです

さて、タイトル名どうやって決める?

まず、決め方を決める必要があるのです。
タイトル名を決める目的を潜在顧客に対するリーチの最大化と見ました。さらに、潜在顧客をざっくり把握して、そこに刺さっている先行事例を確認してきました。そして、勝ちパターンとして一般化していい案を出す。

この流れで追加の観点があったり、考慮したくないことがあれば、まずはそれから決めると。


クリエイティブ案件は、関係者の感覚になりやすいですし、 最終到達点のタイトル名を出し合ってパワープレイで責任者が決めてしまうと、採用されなかった案の発案者は しこりが残っていきます。決定にかかわる判断基準をまずすり合わせるのが重要だと思っていまして、 これに関わる論理的な選択にしていくことが良さそうです。
では、タイトルの件は、引き続きです。


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