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聴神経腫瘍の摘出手術結果


細かいことはいろいろあるけど、結果としてはOK

2024年9月4日に手術を受け、9月24日に退院しました。
手術後の経過についてはなかなかうまくいかない点もありました。
まず、手術当日に扁桃腺のリンパが腫れてしまったことがあります。
そして、手術前に説明のなかった手術部位への金属の埋め込みを手術後に知らされました。
また、手術にあたって避けられない後遺症もありました。
これについては私自身知識が足りなかったのもありますが、病院側のインフォームドコンセントが足りなかったことも感じています。

扁桃腺のリンパの腫れについて

先ずはことの経緯を時系列に説明します。
手術後ICUへ移動し、術後の経過観察となりました。
この時、看護師さんの言葉では、規定値より大量の点滴が注入されていたようです。
ベッド上でずっと同じ姿勢で腰が痛くなり、右を向いて横になったところで現象が発生しました。
みるみるうちに右喉、右肩あたりが浮腫んでパンパンになっていったのです。
自分で触って、これはおかしいと訴え出ました。これをしていなかったらと思うとゾッとします。
看護師が理解して医師に伝え、原因を特定し説明に来てくれました。
「手術中、右肩を下にして固定し、7〜8時間の手術を行なった。そのために固定部のリンパが滞り、点滴がスムーズに通らなくなって腫れが生じた」
とのことでした。
看護師さんの言葉(規定値より大量の点滴が注入されていた様子)について問いただしたかった気持ちは山々でしたが、そうするとその看護師さんが私に話したことを咎められるかも知れないと思い、そこまでは至りませんでした。

手術部位への金属埋め込みの説明がなかったこと

これには呆れました。
私はチタン合金のアレルギーで、チタンピアスをつけると耳が炎症を起こします。
手術部位には純チタンなのかチタン合金なのかわかりませんが、チタンを埋め込まれました。
これについて、手術前には全く説明はありませんでした。
アレルギーについてはヒアリングがありましたが、まさかチタンを埋め込まれるとは知らず、金属アレルギーについては全く失念しており、「無し」と回答しました。
手術後、手術部位にかゆみや腫れが生じてやっと手術の結果説明の段になってチタンが埋め込まれたことがわかり、内心怒りに震えました。
しかしそこでクレームをつけていたら今後通うことになる病院との信頼関係に響くと思い、グッと我慢しました。
間接的に電話で問い合わせると、埋め込んだ後からは手の施しようがないので、何かあったら診察に来るようにと言われました。また、アレルギーに回答のなかったことについてももう一度問いただされました。こちらもチタンが埋め込まれると知っていたら、思い出したかも知れませんが、チタンが埋め込まれることは知らされませんでしたので、全く思いもよらず、金属アレルギーのことを思い出すことが出来ませんでした。本当に悔しいですし、病院が憎いです。しかしこれから経過観察に通わなければならないので、関係を悪くしたくはありません。残念ながら泣き寝入りです。

手術後の後遺症について

こちらについては事前に説明がありましたが、手術にあたって手術部位の皮膚の神経を切ると聞いていました。このため手術から2ヶ月が経とうとしていますが、左後頭部の皮膚の感覚が一部ありません。鈍い状態です。
ただ、この現象については時間とともに感覚が戻りつつあるため、深くは気にしていません。
聴神経腫瘍の摘出を行うと、めまいやふらつきなどの身体的な症状が出るというお話もありますが、それはありませんでした。
しかし、腫瘍に神経がかなり浸潤していたため、左耳はほぼ聴こえなくなりました。また、大きな音が聞こえた後、酷い耳鳴りがします。なるべく騒がしい場所を避けて、耳を労るしかないと思っています。

まとめ:大病院だからと気を抜かないこと

今回、病院のミスでアレルギーが発生するかも知れないチタンを手術で体内に埋め込んでしまった事は、私にとっても大きなミスであります。
どうにか防げなかっただろうか?と思いはしますが、過ぎた事なのでしようもありません。もし腫れがひどくなったり異常が発生した場合には、病院との良好な関係は諦めて、もう一度問題にしようと考えています。

大きな病院だから、大学病院だから大丈夫、ということはありません。どんな病院でも、手術という繊細な作業にはとことん注意深くなることをお勧めします。医師には嫌がられるかも知れませんが、過ぎてからでは遅いのです。手術前に丁寧に確認した方が良いと私は考えます。

お読みいただき、ありがとうございました。

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