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青春時代の人気マンガ家・吉田まゆみ先生の現在にやっとたどりつきました!

※吉田先生が好きすぎて、定期的に加筆修正しています!

アラフィフアラカンの方なら、絶対通っているはず!
それは、吉田まゆみ先生のマンガ!

何を見てもカワイイ。キラキラ、オシャレ。

私の私物!!! これは一部!

ちょっと前、公私ともにお世話になっている方が、若くしてご結婚されたのだけれど「吉田まゆみ先生に憧れすぎて、新婚旅行は清里にした」とおっしゃってて、二人で大興奮していたところ。

先生の描く漫画には、地方女子の憧れがぜーんぶ詰まっていました。

原宿や渋谷にちょっと背伸びしながら行く主人公、
恋愛に部活に勉強に泣いたり笑ったりぶつかったり。
短大生のお話の時は、湘南にデートに行ったり、彼氏とハワイへ旅行したり。

恋愛に伴う性の話もかなりリアリティがあり、
「え、夏休み過ぎると、女子高生は誰かかんか妊娠してるものなの?」
ってかなりビックリした記憶(たぶんそんなことなかったはず)。

ちなみにこのブログ「吉田まゆみ 現在」でググると絶対上位キープしてきたので、たびたび加筆修正しています。最終修正は2024年10月第二週。吉田まゆみ先生の原画展から帰ってきたところです。
その模様は、暑苦しいほど後日書かせていただきます。

★当時の地方都市と東京は、日本とインドぐらい違った


前述の先輩とも話していたのですが、昔の東京は今より距離感が遠く、
例えるなら外国に行くような感じ。

新幹線で2時間というのは今も大差ないけれど、
情報は今のようにネットなんてなく、テレビや雑誌から見るだけ。
特にバブルへ向っていく時代もあり、とにかくキラキラキラキラしていました。

つまり、今「東京に行きたいな~」というのとは、
距離感が全く違っていたんですよね。

私は親戚がいたので、中学校の時、夏休みに毎年遊びに行っていましたが、もう、それは夢のような旅。
cantwoで買った服を着て、クレープ食べて。
もう田舎者そのもの!

当時明治通りに「ノートハウス」というノートの専門店があったのですが、
父に「あーあ、名古屋にもあったらいいのにな」と言ったら、
「人口が違う。名古屋に店出してもお客さん来んだろ」と返された記憶。
そう。人の多さが違うから、今でいうところの「多様性」がしっかりあったんですよね。

吉田先生は、そんな時代をぎゅっと作品に込めた方でした。
とにかく、全部がキラキラしていて、登場人物が生き生きしていて、画面が輝いていた。

そしてミーハーだった(笑)。
サザンのアルバムが出れば、次の号にはサザンのアルバムのことが描いてあり、
新しいアイドルがデビューすれば、それに夢中になる男子生徒が描かれ、
「やっぱり東京ってすごいな」と毎回思っていました。
名古屋ではやってない番組もあったしね。

件の先輩とも言っていたのですが、
「いいものや素敵なものは、時代を超えても残るけど、
あの時代、あの場所で描いたことに価値がある。
吉田先生は、それを表現できる才能があり、
今はもう、担い手がいない」と力説しあっていました。

というわけで、前置きが死ぬほど長くなりましたが、
ことあるごとに吉田先生の消息をググってきた私が、つかんだ情報。

※この文章を最初に書いたのは2022年なので、2024年10月の今は、吉祥寺で開催の「吉田まゆみ原画展」に行かれた方も多いかも知れません。仲間!

★なんとお嬢様は、イラストレーターとして活動中

私が吉田先生の行方をつかんだ日のこと。

その日も新たな情報をつかむべくwikiを見ていたのですが、
お嬢さんが「ヨシダナツミ」さんというイラストレーターということを知り、早速調べてみたところ…

X(Twitter)にいらっしゃるではないですか!!!!

「どこか懐かしいイラストを描いています」とおっしゃっていましたが、
こんな感じ。

ナツミさんのXから(ご本人にご連絡済みです)

か、カワイイ!
好き!!

お母さんの遺伝子は残しながらも、やっぱり今風で、でも懐かしくて。
私はイラストのことは全くわかりませんが、めちゃくちゃ気に入ってしまいました。

そして、ある日の彼女の投稿はお母様の話題だったのですが、
「母は吉田まゆみという漫画家で」とさらっと書かれていたことに、読者は大騒ぎ!!!

「え! あの吉田まゆみ先生がお母様なんて!」
「わ、泣きそう、マンガ全部持ってます…」なんていうアラフィフの女性からの声が続々投稿。

それに対して、
「知ってくださってるんですね、ありがとうございます」とか
「母もマンガではないですが、今も絵を描いています」
とひとつひとつ丁寧にお返事をされていたナツミさん。
ああーなんかいいな~と思いました。

私たちの世代から見たら、少女漫画の神様のような方ですが、
とにかく短い間に、たーーーくさんの作品を出されていたので、
少し時代がずれただけで、この神様具合が伝わらないのが無念すぎる…。
例えるなら、大昔、百恵ちゃんの長男さんが「HEY!HEY!HEY!」にご出演の際、浜ちゃんがバンドメンバーに、
「ほんじゃお前百恵ちゃんに会ったことあるんか」と聞いたところ、
「はい、よく遊びに行っているんで」と答え、
「なんて呼ぶんや!」というさらなる質問に
「……三浦のおばちゃん」
と答えてどつかれていたような感じ。

でも私たちにとっては神様で。
ナツミさんが、どう意識されていたかはわからないのですが、
有名人のお子さん、しかも同業者は「あの誰々さんの子ども」と言われることで比べられてしまうこともある。
もちろん、都合がいいこともあるし、信用という面で周りからかわいがってもらえるかもしれないけれど、一般人にはわからない苦労もあると思う。

そんな中、「母が描いていることを知って欲しくて」
とシンプルに投稿されているナツミさんのことを、私は応援したくなりました。

★現在の先生は、マトリョーシカに、こんな素敵なイラストを!

ということで、先生の現在。
ナツミさんによれば先生はとてもお元気とのことで、
wikiで見たところ69歳とありましたが、過日実際お目にかかった時は、全然そんなお年とは思えず!!
キラッキラしていて、マリリン・モンローのピアスがかわいかった。

ナツミさんによれば、マンガは描いていないとのことですが、
今はマトリョーシカにイラストを描いていらっしゃるようです。

こちらもナツミさんにご報告済み

よかった。
先生は今も芸能人が大好きなミーハーな方だった!!

チーム昭和なら誰が描かれているかおわかりですが、
左から松田優作さん、ショーケン、ヒデキ、キヨシロー。
「夜空のオムコウ」って言っちゃうあたりもいい。

先生はよく単行本の巻末のオマケとして、芸能人の似顔絵を描かれていましたが、画風と変わっていなくてとても嬉しかったです。

きっと先生は当時から、すごく考えて考えて作品を作られていたと思いますが、
読み手としては、頭が疲れた時に読むと、ふっと楽になれた。
あの時代という背景もあったけれど「もっと軽く考えてもいいんじゃない?」と思えた。

女子校なんか行かずに絶対公立高校に行き、青春するんだわ! と思ったのも先生の影響。

「彼氏がバカじゃ話にならん」と、それなりの高校に行けるよう勉強もしたのも先生のお陰。
※ちなみにまあまあの進学校だったのに「みん校」では「青春するならぴったり」と書かれている。つまり進路を間違えなかった(苦笑)

先生の新作マンガを読みたいな…とは思うけれど、
キラキラした感覚は、ページを読めばすぐに取り戻せる。
ちなみに、ほぼ毎日お風呂で読んでいる!!

「ずっとドキドキできる間は青春」と誰かが言っていましたが、
先生の作品が手元にある限り、私はずっと青春を過ごすことができるんだろうな。

★このタイミングで、先生初の原画展を吉祥寺で開催♥

ほんでほんで、なんと!
来月、先生のお仕事人生で初の原画展をするそう!
その日、丁度ライブで上京している私GJ、っていうか、ライブやってくれた推しさんGJ。

2024年 10月4日(金)~ 10月16日(水)/12:00 ~ 19:00 ※最終日は16時まで

入場無料 無休

『総特集 吉田まゆみ』『傑作集 夏の妹』(河出書房新社刊/10月8日全国発売予定)2冊同時刊行を記念して「吉田まゆみ原画展」を開催します。

直筆原画(カラーイラスト、マンガ原稿)・関連資料などを会場中にたっぷり展示します。
(公式サイトより)

これはもう行くしかない、っていうかもはやライブよりこっち!!
この投稿がバズってサインもらえなかったらやだなあといいつつ、たくさんの方と青春を分かち合いたいから、書いてしまいました~。

以上が2024年加筆分。
実はこのあと、私は原画展に実際に足を運び、先生の前で周りがドン引きするほど号泣。
お話してサインいただいて握手もして、「これ帰り道召されるんじゃね?」くらいの感動をいただいてきたので、近いうちにアップします。

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