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7月27日~8月9日までの入院。退院前日に、とてもとても嬉いことがありました

昨日の投稿のように、
思いもよらなかった肺血栓塞栓症という疾病で、
7月末からの2週間の入院体験。

いゃぁ・・・、その間、
今振り返ると、ものすごい充実した日々を送って、
ものすごい貴重な経験をして、
勉強になったというか、これからの人生の糧にもなったというか、
乳がんの手術での入院で、
あっとう間の1週間が過ぎた時とはまた違った、
神様からの、この夏の過酷だけど素敵なプレゼントだったような、
そんな感じさえしているところです。

さて、話は変わって、
昨日に続いて、その2週間の日誌の前に、
退院前日にあった、とても嬉しいできごとに関して、
書き留めておきます。


それは、入院していた循環器病棟の私の部屋に、
乳がんの手術を執刀してくれた、乳腺外科のマイ・ドクターが、
「どうですかー、調子よくなった?」と、
夕方6時頃だったか、突然たずねて来てくれたことです。

入り口のスライドドアを寝ていない時は開けているので、
ドクター、すーっと入ってきて、パソコンに向かっていた私は驚き、
「うわっ、びっくりしたー!」と言ってしまいました。笑

私の手術も木曜日でしたが、
乳腺外科の複数の先生ごとに決まった手術曜日があり、
マイ・ドクターは木曜日がその日。

「せんせー、今日は手術日だったんですよね」と聞きながら顔を見ると、
どこからどう見ても、疲労している感じで、
「せんせー、お顔がお疲れですって語ってるじゃないですか、
それなのに来てくださって・・・」と。

おそらく、午前中1件、午後2件の執刀を終えてから、
わざわざ来室くれたのだと思われます。

ほんとうに、まぶたが下りてきそうな、
そんな、お疲れちゃんなお顔だったんです。涙

それなのに、「うんうん、大丈夫ですよー」って。

まあ、見た目より実際がお若いドクターですし
(40歳ちょい前?かな、って感じ)。笑

いつもの水曜日の外来では、お元気さん、にこやかさんのドクター、
よく眠れば、すっかり元気になるのでしょう。

ドクターは、今回の急性肺閉塞の経緯と今の状態、
休止になってしまった抗がん剤Ts-1の再開をどうするか、
意向を聞きに来てくれたのでした。

まだ少し息切れなど残っていて、すぐの再開には自信がないことと、
4人部屋での、おばあちゃん2人の深夜のスマホ通知大音響の連続で、
かつてのブラック企業勤務時代の、
24時間365日の呼び出し電話の幻聴から
パニックシンドロームになっていたことのトラウマで、
またパニックになりかけて個室に引っ越したことなど、
じっくり聞いてくれました。

そう、実は退院の4日前の深夜に、
パニック発作が起きるかもしれなかった、
その寸前のところで個室に引っ越していたのでした。

このことは、また追って詳しく記録しておこうと思いますが、
その晩から、心にひっかかる騒音を排除して、1人で静かに過ごしたら、
落ち着きを取り戻すことができたのでした。
退院までの3泊4日、
といも快適に、ホテルライフのような生活をして、
最初から、あえて個室を選択するのも、よかったかもしれないと、
そう思うに至りました。

話をもどして。

それで私、パニック症になりそうだったことで、
Ts-1の再開で少しでも息苦しさを感じたら、
それでまたパニックになるんじゃないかと不安で、
心が受け付けないかもなんですーと、泣きごとを言ってしまいました。

同じ病院でのことなので、
他科主治医も共有電子カルテで自身の診察以外のことも閲覧できるため、
きっとすべて目を通しているはずだけど、
「知ってますよ」とか言わずに、
私のおしゃべりを、きちんと聞いてくれるのが
マイ・ドクターの素敵なところ
(この病院の先生、みんなそうだけど、より親身に、和み顔で)。

来週水曜日に仕切り直した外来診療で、血液検査の結果も考慮して、
あらためて決めていきましょうとなりました。

私も、よく考えて、再開できるかどうか、
しっかり考えながら自宅療養期間を過ごしますとお伝えしました。

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※その翌週水曜日の外来で、さらに服用再開を先に延ばして、
肺塞栓での後遺症的な、たまにくる息苦しさが、
すっかりなくなってからにしましょうかと、
そう言ってくれて、とてもとてもホッとしたのでした。

まだ、それなりに残っていた呼吸苦のままで、
Ts-1の再服用をすぐに開始する自信は、
はっきり言って、ありませんでしたから。
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「わざわざ、ありがとうございましたー」と言うと、
「じゃあねー」と、クロックスの足音を響かせて去っていきました。笑

いつもは紺のスクラブにロング白衣を羽織っているのに、
今日はスクラブだけ。

やっぱり暑いからだよねー。

引っ越してきた個室は病院のエントランス側の真上の9階で、
救急車の進入経路からERへの専用道がよく見える位置なんです。

やはり熱中症で搬送される人も激増しているのでしょうか。
また、酷暑の影響で急に体をこわす人も多いのでしょう。
日々、おそらく救急車30台くらいか、それ以上、
救急車通路を入っていくのが音でわかりました。

下の写真は、乳がん告知から、検査、手術、術後乳がんタイプ検査結果、
オンコタイプDX検査、遺伝性乳がん卵巣がん検査、
放射線治療に関して綴っていこうと、
パワーポイントで作成していた私の乳がん記録です。

題して『My breast cancer journey』ですが、オンコタイプ検査以降、
作成をサボったまま、今回の、別件大病に襲われてしまい・・・。

8月いっぱいとらせてもらった療養休み。

これの続きも作りたいし、
やることいっぱいだなぁと、退院してきたのですが、
いやいや、なかなか、
思うように、うまくは進められないものですね。

退院してから、体力の衰えを実感し、
やっぱり、まだ私は、よく寝て、
しっかり療養しなければいけないのだなぁと、
無理をしないように生活してきました。


次の投稿で、退院後というか、
最近の、面白かったエピソードをアップして、
その後、今回の肺血栓塞栓症での入院・治療体験日誌に
移行していく予定です。

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