26歳の頃、婚活パーティーで無双した会話術のすべて。
ある日、20代の若者と話していたら「婚活が大変……」と言うんです。
「そっかぁ~今の子はマッチングアプリで1対1で会わないといけないから、そこまで辿り着く(1人と会う約束をする)のが大変なのかな~。きっと写真とか気を遣うよね~」
と思って聞いていました。
でもよくよく聞くと、会うこと自体はそんなに難しくないらしく。
そして、婚活パーティなどの出会いの場はまだまだ現役であるらしく。
そんなことに悩んでいる様子でした。
これを聞いた昭和生まれの私、えー! 令和の今も「モテ」っていう概念、生きてるんだ!!! とびっくり。
てっきり今をときめくZ世代の民たちは、不特定多数からのモテとか「だせぇ」「要らねぇ」「我が道を行く」と思って生きているんだと思ってた。別にそんなことないんだね。
そんなわけで、婚活パーティで無双できる会話術について書きます!!!!
昔の話ですが、私が婚活パーティで無双してた時に心掛けていたことです。
令和にモテてもねぇ~と思ってましたが、意外と需要があるっぽいので♡
【モテまでの経緯】婚約破棄からの、インタビューとの出会い。
この会話術でモテていた頃、私は26歳。
大学時代から5年だか6年だか付き合った年下の男性に「結婚してください」と言われたので快諾して、親同士の食事会を終え、さぁこれからだって時に「やっぱやめたい」と言われ、婚約破棄。
1週間どっぷり涙を流したのち気を取り直し、休みの度にせっせとボーイハントに精を出す日々を送っていました。
数えてみたら、今の夫とお付き合いをするまで、7ヶ月間で60回ほど出会いの場に繰り出してました。元気すぎるでしょ……。
さて、そんな私。お顔立ちが整っていて、子供の頃から黙っていても言い寄られる! モッテモテ! ではもちろんありません。
なに? アイコンが美人ぽいって? ありがとう。でもそれは、CMでバンバン女優さんを撮ってるカメラマンさんが撮ってくれたからです。盛りに盛られております。普段はこんなんです(右)。
婚約破棄された男性とまだ付き合ってた頃、会社の偉い人(いつも控えめな声で親父ギャグを言っている)に、クリスマスの予定を聞かれたから「彼氏とデートです」と答えたら、フロアに響き渡る声で「エェッ?!」と驚かれました。そんなおっきい声、出るんだ。
失礼すぎるやろ、彼氏くらいおるわい。
そういえば、新卒で制作会社にコピーライターとして入社した日。
はじめて同期のYくん、Kちゃんと顔を合わせて「キレイな顔の子たちだなぁ」と思って、帰宅してから同期が美男美女である旨を母親に伝えたんです。そしたら母に「あんたは実力採用ってことじゃない!」と慰められた。
なんだなんだ、失礼すぎるやろ。
そんなわけで、ちっとも美人じゃないですー。ぴえん。
さらに当時は、常にヒールの靴を履いていたので身長175cmがデフォルト。妹がセレクションショップで働いていることもあり、そこで買った主張が強いモード系の服ばかり着ていたので、出会いの場に来るには「圧強め」な印象だったと思います。
でも婚活パーティーに行けば、ほぼ毎回1番人気でした。
当時はモテることに対して「ラッキー」くらいの気持ちでしたが、今思い返せば、私のモテはすべて「職業:ライター」由来でした。
というのも、この時はちょうど新卒以来担当していた広告コピーライティングの仕事だけではなく、人にインタビューをして記事を書く仕事もするようになったタイミング。
取材をするように相手の話を聞いた結果、モッテモテ。この時が人生で一番モテました。この世の春!
覚えたての技術を駆使してすらモテモテだったので、きっと読んだ方のお役に立つと思います。
どんなふうに話を聞いていたか、早速ご紹介します。
【はじめに】ライターの仕事は、書くことじゃない。「聞く」こと。
ライターは、文章を書くのが仕事です。文章を書いて、お金を稼いでいます。初対面の人には大体「すごいですね! 私(僕)は文章を書くのが苦手だから、尊敬します」みたいなことを言っていただきます。
でも実は、ライターって「ネタ」がないと書けないんです。最後まで飽きずに読める面白い文章を書くためには、その「ネタ」をいかにして相手から聞き出すか? という【取材】部分が大切です。
なので「書くのが苦手だよ~!」という人も、安心してください。婚活パーティーでは聞いた話を「書く」必要はないので、大切なのは話の聞き方(取材方法)です。これさえ身に付ければ、モテます。
【実践編】婚活パーティーで「取材のやり方で話を聞く」方法。
ここでは、3~5分毎にお相手がぐるぐる変わる「回転寿司」形式のパーティーを想定しています。席に着いたら、まずはお互いのプロフィールシートを交換するタイプのやつです。
では実践編、いってみましょー!
(1)「緊張しい」ほど、口火を切る
はい、婚活パーティー(取材)がはじまりました。初対面なので、はじめのうちはお互いに緊張します。でもそれは、あなたも相手も同じ。
そんな時は、自分から口火を切って自己紹介をしちゃいましょう。こんな感じに、話すことをあらかじめ決めておくのもオススメです。
ここで大切なのは、さっさと自分の話は切り上げて、相手の話を聞くことです。そうすれば、会話のボールを相手にパスできるので、緊張しいの人でも「な、何を話せばいいのだ……」とまごつかずに済みます。
あとは会話の中に出てきて気になったことを、ただ質問すればいいのです。
反対に、つい自分ばっかり話しちゃう人も、はじめの段階で相手にパスを投げておけば話をきちんと聞けます。あとは、聞く時の態度に気を付ければ3分なんて、あっちゅー間です。
取材の場合は、インタビューの時間をもらって事前に質問リストを送ったからと相手任せにせずに、自分から取材趣旨について改めて説明しましょう。
(2)姿勢はとにかく「前のめり」
取材では、話を聞く相手から警戒されたら終わりです。「この人、本当は興味ないんじゃないの?」とか「あんまり話したくないかも……」とか思わせてしまったら、肝心のネタが聞けません。
そのために、ライターはしっかり事前準備をして相手のことを調べたり、質問リストを作ったりするのですが、婚活パーティではそんな時間はありません。
そこで簡単にできるのが、とにかく「前のめり」で話を聞くこと。
口下手でもちゃんと相手に「興味があります」という姿勢が伝えられるのと、前のめりになってるうちに「なんかこの人の話、興味あるかも」と自分でも自然と思えてくるのでオススメです。
病は気から、聞く姿勢は前のめりから。
(3)でも「合コンさしすせそ」はやめる
前のめりで聞いていると、つい興が乗って
と言いたくなります。
そうです、「合コンさしすせそ」です(令和の若者は知っているのだろうか……)。
でもこれは諸刃の剣。乱用すると、会話を放棄している人に見えてしまいます。
試しに家族や友達とやってみてほしいのですが、めっちゃバカにされた感じがするんです。
我が家の小学生相手にやってみたところ「あたしの話、ちゃんと聞いてないでしょ」と返されました。バレてる。
その代わりにやってほしい効果的な相槌があるので、紹介します。
(4)「ため口」で、あえてフランクに
「合コンさしすせそ」に代わる効果的な相槌が、「ため口」です。
でも、ただのため口ではシンプルに失礼な人になってしまうので、自分の感想と素直なリアクション「だけ」をため口にするのがポイントです。
えー! すごい!=リアクション/私はムリかも!=感想
自分が感じたことやリアクションなら、ため口でも失礼な雰囲気になりません。繰り出す場面の調整は必要ですが、取材の場では相手との距離を縮めてさらに踏み込んだ話を聞きたい時に使っています。婚活パーティーという出会いの場なら尚更、効果抜群です。
少しくだけた反応をすることで、相手に「あなたの話、私に響いてます」ということをアピールでき、「もっと話したいな」と思ってもらえます。
(5)万能すぎる「もしかして〇〇ですか?」
次は肝心な「何を話すのか?」です。
が、ごく短時間の間で交わせる会話は、そう多くは話せません。そんな時、相手の話を「きちんと聞いている」ことを示すのに便利なのが、「もしかして〇〇ですか?」です。
一度相手の言葉を受け止めて「もしかして○○ですか?」と自分で考えた解釈を相手にたずねることで、前向きに相手を理解しようとしている印象になります。
もし○○の部分が外れていても、前向きな姿勢は嫌な気持ちにはさせないはずです。(ただし○○の内容は、失礼のないように)
相手が話したそうな雰囲気を見せたら「当ててみてもいいですか? ○○?」と一旦話題を遮るのもアリです。
ちょっとコツがいりますが、興味があるから知りたいということを演出できます。(これは子供相手にやっても盛り上がります。「今日の授業で楽しかったこと当てていい? 跳び箱!」とか)
(6)否定したくなったら「すごい! わかんない!(笑)」
時々おりますよね~こういう方。これ以外にも「なんだか自分とは相容れないぞ」と感じることはあります。こういう時、真面目な人ほどきちんと否定して諭そうとしてしまうんですが(それでは結婚できないと思うので考えを改めた方がいいと思いますよ、みたいな)、あまり意味がないのでは、と思います。
違う星の人と、今たまたまお会いして話してるんだな~と思って「すごい! わかんない!(笑)」です。
なんなら「ごめんなさい。全然わかんないんですけど、バンドなら方向性の違いで解散するやつですかね、私たち?(笑)」とか「わかんないから、他のお話にしましょ~^^」でもいいです。あくまでも明るいトーンをお忘れなく。
取材なら、「全く分からないので、中学生でも理解できるように説明してください」とお願いするか、仕事の依頼が来た時点で「なぜ私にご依頼くださったんでしょう……?」と確認しましょう。なにか意図があるはずっ。
(7)ただし3分で「わかる~!」はずがない
婚活パーティーの場で出会った人とお互いに好きなバンドが一緒で、デビューしたての世界観から最新PVの売り出し方の感想を伝えあって
「わかる~~~ッ!」
って盛り上がることなんて、稀です。
そんな人いたら超ラッキーなので、大事にしてください。恋人にならずとも、結婚せずとも、よい友達になれるでしょう。
そのうえで私が伝えたいのは「共通点とか、意味ないから」ってこと。頑張って共通点のある人を探すよりも、違いを楽しむマインドで臨んだ方が、結果として会話を楽しめます。
漫画の『デスノート』で、死神のリュークが月(ライト)くんの行動を見て「人間って、面白!」って言ってますよね。
あれです。あのマインドで話せば、たとえ会場の誰ともマッチングしなくても「あー、色んな人間と話せて面白かった~」と帰れます。
【まとめ】モテるのはめちゃくちゃ簡単だけど。
かように、上記のテクニックさえ活用すれば、モテるなど赤子の手をひねるかの如く簡単なのであ~る。
ただもしかすると、このnoteを読んで「自分のことは知ってもらわなくて大丈夫なの?」と不安になる人もいると思います。うん、それはそう。
このやり方だと、自分のターンないしね。めっちゃ正しいです。
1周目が終わってマッチングして、いざ2周目でお互いに話せるかな♡って思ってたら、1周目の続きの話をお聞きして終了……ってこと、1回、2回じゃなくて割とあったもの。
その度「私のこといっこも知らないけど、マッチして大丈夫そ?」と思ってた。
……だから、モテるだけでは意味がないんですよね。
そもそもいくらモテたって付き合えるのは1人だし(違う人もいるかもしれないけど)、結婚できるのも1人。
ここで紹介したワザを使って、自分への好意の矢印を受け取った時にどうするか? どう判断して、行動していくか? の方がモテるより遥かに大切だと思います。
(ガンダムの人には、メールでもいいからもっと自分のことを伝えればよかったと、10年以上が経った今なら思います)
そして、最終的に「誰を選ぶか」だよ!
こっちの方がよっぽど大切。
繰り返しますが、紹介した「モテ会話術」を使えば、モテるのなんて簡単なんです。
だから、そのモテをどう活かして、どんな人とお付き合いをしたのか。選ぶ際の基準をハッキリさせておくことが、なにより大事です。
婚活に臨む自分自身の性格とか好みは分かっているんだから、相手の話をモテ会話術で引き出して=自分の判断材料にする、のが良きやり方なのではと私は思います。
好きな人に、好かれよう。
モテはそのために、活用しよう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
参考になったら【スキ&フォロー】してくれたら嬉しいです。
私にモテちゃうかも~♡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?