宮古島諸島の「ニガイ」と琉球諸島の「ニライカナイ(ニルヤカナヤ)」「常世の国」信仰
皆さんこんにちは。マルチライターの宙唄です。
毎度広がっていく、日々の私の存在に降りてくる形而をここに残していく「現代の今」リアルタイムにある、謂わば、「預言」にお付き合い頂き感謝致します。
ノーベル賞に関して様々な記事を書いてきましたが、各受賞者を見てみると、
『AI(人工知能)』『核開発』『民族融和』
などがメインテーマだった気がしています。
「生物多様性」
に関する団体や
「ブロックチェーン」関係、「ベーシックインカム」関係者
を選定してもらえたらなぁと思うくらい、とてつもない集合的無意識の渦を感じます。
https://note.com/writer_sorauta/n/n6dac44ace496
https://note.com/writer_sorauta/n/n54b0461d5bd1
↑
『2024年度ノーベル賞』に関してはこちらのライティングをご参照下さい。
今日は、私のいる南の島、宮古島諸島特に北側に位置する
『池間島』『伊良部島』『狩俣大神』
地域にまつわる、
「ニガイ」
について、リサーチライティングしていこうと思います。
基本的に
比嘉康雄さんの「神々の古層10 海の神への願い 竜宮ニガイ(宮古島)」
から参照していきますので、詳しくはリンクをご覧になって下さい。
『ニガイ』とは『願い』
の方言です。
佐良浜では
「ヌカン」
と言い、
また
「竜宮」は「リューキュー」
と読む様です。
『琉球』と同音です。
①『狩俣』の『竜宮ニガイ』
旧暦の二月卯の日に、「竜宮(海)の神」に大漁と航海安全を願う祭祀。
『ウプグフ(大城)ムトゥ』を中心に『ムトゥ』での祈願(ニガイ)が行われます。
『アブンマ』の司祭が中心に「ナーマムトゥヌサス」「ユーヌヌス」「ミズヌヌス」「ヤマトゥカン」「ウプツカサ」らと共に行われていく。
②『池間島』の「ヒダカンニガイ」
そして
③『佐良浜』の「ヒダカンニガイ」
になります。
『池間島』『佐良浜』は『ヒダカンニガイ』で同じ呼び方なのは、『佐良浜』の前里添は、池間島から分村してできた集落だからであり、ほぼ同じ『祭祀体系』を継承しています。
鳥居のある
『大主神社(ウハルズウタキ)』
も双方に存在しています。
「ヒダカンニガイ」
『ユークインマ』制度によって選ばれた「神女」がその儀式を司ります。
その島で生まれ育ち「47-57歳」になった女性が『ユークイ』になります。
また「ウタキ」は「ナナムイ」「ウハルズ」などと称されています。
ユークインマは「ンマユイ」という選定方法で選出されます。
選定される3名は「ウフンマ」「カカランマ」「ナカンマ」と呼ばれます。
「ウフンマ」は「ウプヅカサ」とも呼ばれ、一番の責任者(司祭者)になります。
「ンマ」は「母親」の意味であり「アンマ(Anmar)」の訛りである事も推察されます。
どちらの『ニガイ』も村人たちは正装をして、陶器やお盆に
食物の「供物」や唄や祝詞など「儀式」などが催されるが、
大きな違いとして「ヒダカンニガイ」では
『豚』が供物とされる事である。
最終的に犠牲になった豚の頭は『ナカンマ』によって海に投げ込まれる。
そんな儀式です。
私が『宮古島』に来てから2ヶ月が過ぎました。
ここまで、宮古島諸島の生態系や、朝日、夕日、海や御嶽などを感じながら、『未来創造センター』に通い詰めてきました。
私がこの『宮古島諸島』の風土文化から、より深くこの『地域人類史』を知る上で、
『琉球』のみならず、朝鮮、中国、そして倭国の歴史へ多大な影響を与えた、
『倭寇』
の存在があります。
これについてはまた改めてじっくり記載していこうと思っています。
こちらもご参照下さい。
いかがでしたか?
ノーベル賞の『AI』技術や窒素や炭素の解析による『ゲノム』や『地質生態系』『プレートニクス』は、『地球人類史の謎』を解き明かしていく事でしょう。
今はただ、生態系と「共生社会」を描いて生きてきた「島の日々の」『ニガイ』を『ニライカナイ(ニルヤカナヤ)』の方位へ『放擲』して未来を待ち望みましょう。
ではまた。
マルチライター宙唄(そらうた)でした。