
暇つぶしから開発されたPythonに思う、大晦日の暇つぶしnote

「年賀状を出すの、もうやめよっか」
妻から切り出され、
「お、お、おぅ……」
今年の年賀状には「今年で最後にします」と書いて、少し減らした。しかし、親戚付き合いもあるため、なかなかゼロにはできない。何かきっかけがあれば……と思っていたところに、アレがやってきた。
2024年10月1日の郵便料金値上げだ。

これ以上の値上げには耐えられませんわ。
破綻でっせ。ほんまに。
「来た人にだけは『最後にします』と書いて出そう」
妻は言う。
「そんなん出さなくてもいいのでは?」
とは思いつつも、口には出せない。
「お、お、おぅ……」
妻には逆らえないものだ。仕方がないので、暇つぶしにペーパードライバーの娘の運転で郵便局へ行き、30枚だけ年賀状を購入。1年が経過しても若葉マークを外さない娘の運転は、ジェットコースター級の恐怖だった。

ありがたいことに、フリー素材が便利すぎる。文章すら考えなくて良い。もちろん、AIに頼る必要もなかった。ただの画像をただダウンロードして印刷するだけの作業である。
作業報酬は、ただではない。まるごとバナナ(を半分)だった。
暇を持て余し……というわけではないが、イラストACのお陰で自由な時間ができたのでnoteを更新しようとPCに向かう。
クリスマスの暇つぶし
で開発されたプログラミング言語があるという。
Pythonは1989年12月に「クリスマスの暇つぶし」として開発が開始された。実際に公開されたのは1991年とのこと。
のがゎ少年がまだ初々しく、彼女募集中だった19歳頃のことだ。

学校では、PascalやLispといったプログラミング言語を勉強していた。今となってはもうアンモナイトのような化石級言語かもしれない。
もちろん、Pythonなんて言語は、見たことも聞いたこともなかった。
のがゎ少年はその後C言語を学び、就職してからもしばらくはC言語やアセンブラ言語を使用していた。ポインターのポインターがどこを指しているのかわからず右往左往したことは一度や二度ではない。
当時の職場には、マニアックな後輩がいて、Perlを使って簡単なプログラムを作っていると言っていたのをよく覚えている。
彼もまた、暇つぶしでプログラミングを楽しんでいたようだ。Pythonではなかったが。
社会は壮大な暇つぶしで成り立っている
ブレーズ・パスカルは「人生は死ぬまでの暇つぶし」と言ったらしい。私もまた、年末の大掃除を終え、正月の買い物を済ませて時間を持て余している。こうやってnoteを更新しているのも、ある意味暇つぶしなのだ。
入社してから数年が経過しても、後輩からPerlやRubyなどの話を聞くことはあってもPythonについては聞いたことがなかった。
Pythonという言葉をよく目にするようになったのは、つい最近のことだろうか……
やはり、そうだ!
Google Trendで人気度の動向を調べてみたところ、やはり予想通りだった。日本においてPythonが市民権を得るようになったのは、つい最近のことらしい。

Google Trendを見るとわかるように、2014年頃まではほとんど認知されていなかった。Pythonの検索回数がRubyやPerlと並んだのが、2015年頃となっている。
ただしその後、Pythonはほかの2つの言語を大きく引き離し、一人勝ち状態となった。WBAスーパー・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級チャンピオンの井上尚弥状態だ。
じつは、大学入試の共通テストには、2025年から「情報」の科目が追加される。

そして、「情報」の科目で取り扱っている言語がPythonなのだ。Pythonは汎用性が高く、初心者でも習得しやすい性質を持つ。受験科目としてもピッタリだろう。
つまり、これからの世の中、Pythonは誰もが知っていなければならない知識となる。TOBE指数によれば2024年12月時点、Pythonは世界中でもっとも人気の高い言語とのこと。
Pythonで何ができる?
Pythonが利用されているのは、主にWebサービスやWebアプリの開発だ。YouTubeやInstagram、Dropbox、ECサイトなどの開発もPythonで行われている。
最近では、AI分野でも活用されるようになった。とくに機械学習分野においては、Pythonの利用が多くなっている。
Techfirm Blogに、私が執筆したPythonの記事が掲載された。
クリスマスの暇つぶしとして開発がスタートしたPythonは、今や引っ張りだこのプログラミング言語だ。
わかりやすく記述できるよう、細かな部分まで工夫されている。プラグインも多く、応用も効く。心遣いが嬉しい言語だ。
Pythonは今後さらに多くの分野で利用されるだろう。

今回、大晦日の暇つぶしとしてnoteを書いてみた。手と足を合わせても4本しかないので、タコのように色々なところに手や足を出すことは不可能かもしれない。
それでもなお、2025年はこのnoteをきっかけに、私がライターとして引っ張りだこになるに違いない。
年賀状の印刷もいつの間にか終わっていた。
2024年の残りの時間は、暇つぶしとして読書をしようか。それよりも、家族とゆっくり過ごそうか。暇なのは年末年始だけかもしれない。
呑んで、寝るか……
ー おしまい ー

2024年は大変お世話になりました。noteを通じて多くの出会いがあり、嬉しく思っています。
それでは皆さん
良いお年をお迎えください。
2024年12月31日 のがゎ

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