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“真実”というギフト
最近知ったこと。
人はあまり、自分の病気を語らないのだと言うこと。
もちろん、他人には言わなくて構いません。
でもね、家族には言っておいた方がいい。
特に子どもには、言っておくべきだと強く思います。
というのも、わたし、大好きないとこを病で亡くしました。
まだ40代。ガンでした。
LINEで突然の報告を受け、慌てて電話をしました。
「病院で、終末期だって言われちゃった」と話すいとこは、なぜか元気で。
近くに行くから会いに行くねと言われ、実際に会ったときも、本人はなぜか笑ってて。「大丈夫、治すから!」って。
あまりに力強く言うものだから、本当にそうなってくれるのかもしれない。そう信じていたのに、あっという間に逝ってしまいました。
後で知ったのは、いとこの母方がガン家系だったこと。
(わたしは、いとこの父方との関係性)
そしていとこも、ガンになるまでそれを知らされていなかったということ。
病のすべてが、遺伝だとは限りません。
でも、もし知らされていれば、体調不良に早く対応したかもしれない。
病気や病院、医師について、何らかの情報が得られていたかもしれない。
発病したとしても、後手後手にならず、早期発見できていたかもしれない。
教えてさえいてくれれば……。
と、ものすごく悔しい思いでいっぱいになりました。
人って、自分の不調は後回しにしてしまうものです。
子どものこと、生活のこと、仕事……。
自分以外のものを優先してしまいます。
でも、そこに、何らかの不安材料があれば、自分のための行動も早くなると思うのです。
だからこそ、不調が起こった時に「疑う」ことができるよう、子どもには、ちゃんと病気を伝えておいて欲しい。
「もしかしたら、あなたはこの病気になるかもしれない。
こんな症状が出たら、早く病院に行ってね」と。
真実を伝えることこそ、子どもへの最大のギフトだとわたしは思います。