見出し画像

愛人になるなら

就職氷河期世代のわたし。
就活はとんでもなく大変だった。
知り合いにもドンドン声をかけ、
色々な方法で、必死に内定を目指した。
で、掴み取った内定先がブラックだったのだけれど笑

詳細はコチラ ↓

でもね、もうひとつあったんです。
内々定まで行ったトコ。
母の古い知り合いから紹介された会社で、
これがね、かなりの大企業。
「えっ、そこに入れるなんてスゴイ!」って思っちゃうようなとこ。
でもね、お断りしました。
なぜなら「内々定 → 内定すっ飛ばして採用」には条件があったから。
「採用してあげるけど、その代わり、愛人になってね」
と、言われたそうです。母が。
母は、わたしに聞いてくれました。
「どうする?どうして欲しい?」って。
毎日、苦戦しているわたしを見ているからこその親心でしょう。
でも、その言葉は嬉しいものではなく……。
「いや、そんなんいいよ。そんなとこで働かなくてもいい」
わたしは、そう答えました。
だって、そんなの、人身御供……。
そして、その話は白紙になりました。

バブル期、しっちゃかめっちゃかな時代でした。
なので、バブルが弾けようとも、まだ名残はあったんです。
今日は、そんなお話。

いいなと思ったら応援しよう!