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ビジネスのアイデアは、どれだけ練っても腐るだけ?

こんにちは、ひらっちです。あえて何度も言います。台風10号、やばいです! ライターの仕事で「伊勢湾台風」について調べたことがありますが、夜の時間帯に襲来するのがさらに不気味です。進路に近いところにお住まいの方は、くれぐれも身の安全を確保してください!

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■創業塾に参加していた人のほとんどが、計画だけ立てて起業しなかった

あらためまして、ひらっちです。今日は「ビジネス」「副業」について書いてみたいと思います。

みなさんは、ビジネスのアイデアって、思い付いたことがありますか?

「お金」「ビジネス」をテーマに書いているこのnoteをご覧になっているぐらいですから、きっと今までに「これはイケる!」なんてアイデアを思い付いた経験をお持ちの方がほとんどなのではないでしょうか?

今から10年以上前の話になりますが、僕は、地元の商工会議所が主催する「創業塾」という起業希望者向けのセミナーに参加しました。

全部で5日間ぐらいだったと思いますが、経営コンサルタントの方を講師に迎え、起業に向けてどんな準備が必要なのか、どのように事業プランを練ればいいのかなど、さまざまな角度からレクチャーを受けるというものでした。

実は、この創業塾に参加した時には、すでにフリーライターとして創業して数年が経過していました。

でも、「創業してから間もない方」という基準に合致するかな?と思ったのと、農業をもう一つの柱にしたいと考えて農業研修に参加していた時期でもあったので、「今後のために勉強し直そう」と考えて参加を決めたのです。

で、実際に参加してみると、当たり前ですが「これから起業したい!」と考えている方が、数十名集まっていました。

皆さんそれぞれ、いろんなアイデアをお持ちです。なかには「これはイケそう!」なんてアイデアもたくさんありました。

で、その後、どうなったのか?

結果的に起業した方は「ほんの一握り」でした。ほとんどの人が、熱心に事業計画書の作り方を学び、その内容を練りに練っているうちに、起業せずに終わってしまったのです。

■断言します。残念ながら、あなたのアイデアは「ほぼ100%二番煎じ」です

アイデアを思いついた時には、「これはイケる!」と誰もが思います。でも、きちんとした事業計画書を立て始めると、徐々にアラが見えてきます。

そうですよね、アイデアを思い付くだけなら、簡単ですから。

しかも、調べていくうちに、あなたが「斬新だ!」「世界初だ!」なんて思っていたアイデアが、実はありふれたものだったことに気付かされます。

そりゃそうです。世界にはそれこそ80億人近い人口がいるわけです。

僕も含めて、世界には自分よりも頭がよくて、アイデアに満ちあふれた人たちが数え切れないほどいます。あなたのアイデアは、残念ながら「ほぼ100%二番煎じ」です。

こうして事業計画書を「ああだ!」「こうだ!」とこねくりまわしているだけで一向に完成することはなく、起業に至らないという結果になってしまうのです。

■まとめ

安心してください。事業計画書なんて、どこまでいっても完璧にはなりませんから(笑)

すべてが計画通りにいったら、事業に失敗する会社なんて存在しないですよね? とても優秀な経営者が知恵を絞り、これまた優秀な頭脳が集まった金融機関がお墨付きを与えてスタートしたビジネスでも、結果的にダメになってしまうことが少なくないわけです。

そもそも「絶対に失敗しない」と分かっているなら、やらなくてもいい。そんなの、面白くも何ともないですよ。しかも、そんな確実に儲かるビジネスだったら、きっと先に誰かが気付いてやっていますから(笑)

あなたのアイデアを完璧な事業計画書に仕立て上げることよりも、行動することの方が100倍大事です。ちょっと強引でもいいから、「絶対にものにするんだ!」という情熱を持って進めてみる。そうしなければ、事業計画書が正しかったどうかの答え合わせすら一向にできません。

計画を立てたら、最悪のリスクだけきちんと抑えて、あとは見切り発射で進めてみる。すると、必ず失敗します(笑)。で、そこから少しずつ軌道修正していく。インターネットの発達で「小さく始める」ことが格段にしやすくなった今だからこそ、そんなスタイルでビジネスを始めるのが一番だと思いますよ。

<おすすめ参考図書>

■プランB 破壊的イノベーションの戦略

もうだいぶ古い本になっちゃったんですねぇ~。時が流れるのは早いですね。タイトルの通り、有名な企業がいかに「プランB」、当初の計画とは違った事業で成功を収めているかを紹介した一冊です。この本を読んで僕自身、「プランA」に固執せず、柔軟にプランを変えていくことが大切なんだと学びました。

実際、「有機栽培を格安販売」という「プランA」に早々に見切りを付け、現在の「プランB」に切り替えたからこそ、それなりに成功できたと思います。

結局、最初の目論みどおりになんていかないんですよねぇ~。僕はあえて「失敗」ではなく「実験」と捉えるようにしていますが、事業計画なんて「仮説」でしかない。ビジネスとは、どんどんと仮説を立ててそれを高速でつぶしていく作業なんだなと最近は思います。


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