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スモールビジネスは、粗利率8割を目指そう

こんばんは、ひらっちです。今週末はがっつり農作業・・・なんて思っていたんですが、急遽ライター用のオフィスを大掃除することになり、2日間しっかり時間を取られてしまいました。というわけで、久しぶりの夜更新です。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■好きなことをビジネスにするのはいいけれど、やっぱり利益も出さないと・・・

あらためまして、ひらっちです。今日は「ビジネス」について書いてみたいと思います。

みなさんは、新しいビジネスを始める時、どんな点に注意するのがいいと思いますか?

これまでも何度か書いてきている通り、やっぱり「自分が好きなこと」を仕事にするのがベストだと僕は思います。

「趣味と仕事は切り離したい」という方もかなりいらっしゃると思います。確かにその気持ちも分かりますが、個人事業主・フリーランスとして仕事をするのであれば、趣味を経費化できるという点で、好きなことを仕事にするメリットは大きいと思います。もしそのあたりを詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧になってください。

好きな仕事を選べば、多少売上げに浮き沈みがあった時も、頑張り続けることができますしね。何なら「お金が貰えなくても楽しいからやりたい」くらいの仕事を見つけることができれば、人生がものすごくハッピーになると思います。

とはいえ、ビジネスとして取り組むからには、やっぱり利益は必要ですよね。サラリーマンの方が副業でやるケースなら楽しいだけでもいいかもしれませんが、それを本業にするつもりなら、きちんと売上を上げ、利益を残せる状態でないと、どこかのタイミングで継続ができなくなります。

じゃあ、どれぐらいの数字を目標にすればいいのか? 僕はスモールビジネスの場合、「粗利率8割」がひとつの基準だと考えています。

■そもそも粗利、粗利率ってどんなもの?

「粗利」とは、損益計算書で「売上総利益」と呼ばれる数字のこと。売上から原価を引いたものが「粗利」になります。式にすると下記の通りです。

  売上ー原価=粗利(売上総利益)

そして、売上に対する粗利の割合を示したものが「粗利率」です。

 (粗利÷売上)×100=粗利率

そんなに難しい数字ではないので、みなさんも感覚的に分かると思います。例えば、20円の原価のものを100円で販売したら、粗利率は80%になる、ということです。

■市場は大きくないけれど、粗利率がとにかく高いビジネスを選ぶ

僕は、スモールビジネスを行う場合、この粗利率が80%前後になるような事業でないと、厳しい戦いを強いられることになると考えています。なので、市場の規模は小さいけれど、めちゃくちゃ粗利率が高いビジネスを意識するようにしています。

スモールビジネスを始めるのであれば、大手企業とガチンコ勝負にならない場所で戦うことが最も重要です。でなければ、すぐに駆逐されてしまいます。

大手企業が参入しても旨味が少ないニッチな市場を狙う。できれば、機械化が進んでいないような労働集約型、かつ属人的なビジネスをターゲットにするのが一番です。簡単に機械化できるようなビジネスなら、それこそ簡単に大手企業の餌食になってしまいますからね。

僕がやっているライター業も、農業も、今のところ機械化の波は襲ってきていません。原稿を書く仕事はAIに当分駆逐されそうにないし、農業も機械化が進んでいない作物を選んでいて、しばらく人の手がかかる状況は変わらないと思います。

次のビジネスの種まきの意味もあって、ライターであれば取材・リサーチの費用、農業であれば研究開発費を戦略的にたくさん経費を使っていますが、粗利率はいいときであれば8割前後になると思います。

■まとめ

粗利率が8割前後になるのであれば、細かな経費削減を考えることなく、思う存分売上アップに全力投球できます。経費が多少増えるようなことがあっても、きちんと利益を確保できる体制がすでに出来上がっているからです。

大企業であれば、粗利をきちんとモニタリングし、細かな数字を把握することが大事です。でも、一人もしくは少人数で行うビジネスであれば、専任の経理担当者を確保するわけにもいかないでしょう。だからこそ、そもそものビジネスモデル自体を、高利益体質にしておくのです。

「大手企業だってそんなに利益率はよくないし・・・」なんて思っていたら大間違い。むしろ、規模を追って利益を稼げない中小企業や個人事業主だからこそ、圧倒的な利益率を誇る「小さいけれど強いビジネス」を育てたいですね。


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