健康経営に取り組む大切さ
サラリーマンのみなさま。
あなたが働いてらっしゃる会社では、健康経営への取り組みを行われていますか?
健康経営とは、経済産業省が進めている、健康と経営を掛け合わせた政策です。簡単に言うと、社員が健康であってこそ、企業の生産性も上がり、経営もうまくいく、という考え方がベースにあります。
私も長らく、カウンセラーとして働いてきました。
健康経営に取り組むことについて、私もはじめは、
「こんなことで、社員の健康は良くなってくるのか?」
と、疑いをもってました。
しかしながら、私もしがないサラリーマン。
会社が取り組むと、決めたら従うしかない。
とにかくやってみようと、取り組み始めた。
どのような規定で、どのように評価されていくのか等、
調べて取り組んでいくうちに・・・
「めちゃくちゃ大事」ってことがわかってきた。
取り組んでいない会社は取り組んだ方がよいよ。
そこで、私のお勧めする理由を3つ挙げてみます。
①自分の会社の強みと弱みがリアルにわかる。
健康経営にエントリーし、調査票を入力し回答すると、
自社の取り組みに対する評価がフィードバックされる。
つまり、自分の会社の健康施策の強みと弱みがよくわかるのだ。
いままで、同じような評価基準として、
ストレスチェックが取り入れられていたが
これはストレスにかかわる項目のみで、フィジカルは含まれてはいない。
また、生産性の指標は入っておらす、
メンタルヘルスに重点が置かれている。
企業内での健康および生産性をトータルで
客観的基準のもと検証するためには、
他者基準を取り入れることが大切なのだ。
②社内の横のつながりが強化される
健康経営の調査票を完成させるためには、
多くの部署と連携する必要がある。
サスティナビリティや、労務関係、広報、調達部門から健康保険組合まで
あらゆる部署との連携が必要である。
わたしも長年、企業内で仕事をしておきながら・・・
「そんな部署があるわけね」
と、新たな発見をさせていただいている。
つまり、仕事仲間が圧倒的に増えてくる。
③そしてなにより、健康の大切さを改めて知る
こころも体も健康でなければ、働けない。
そしてよいアイデアも浮かばない。
健康になる習慣を組織内みんなで取り組む。
そのことによって、生産性が上がれば、社員みんながハッピーになる。
体調が悪かったり、楽しくない状況で働き続けることから
抜け出すきっかけになるのではないかと思う。
健康経営の効果は、すぐに表れるものと、そうではないものとがある。
しかし、根気強く、取り組むことが大事なのではと思っている。