コーチングのことば
コーチングの概念の中に抽象度というものがある。本で学び始めた時に、一番私が理解しずらかったのが、これだ。
たとえば、トイプードルのハナちゃんより、トイプードルのほうが抽象的概念は上になる。つまり、はなちゃんと、名前を付けたことによって、限定されていく。だから、トイプードルのほうが抽象度が高くなる。
トイプードルと犬では、犬のほうが抽象度は高い。なぜなら、トイプードルは犬に含まれてしまうから。
こんな風に考えて、抽象度をあげることによって、概念が包括されていく。包括した視点でものをみたほうが、抜け漏れなく、世の中をとらえることができる。
現代は、世界の潮目に来ている。ITによる変革にはじまり、異常気象、コロナ、地震、噴火などなど、まさに、変革、潮目にきている。
こんな時代だからこそ、包括的に物事をとらえ、取りこぼしなく対応できる思考が必要になってくる。そのためには、抽象度を上げていく必要がある。
世の中の変化を包括的にとらえて、そのうえで取りこぼしなく対応していく。そんな動きができたらいいなと思っている。
そのためには、一人ひとりが抽象度を上げた思考で物事を見極める必要がある。
トイプードルのはなちゃんより、トイプードル。トイプードルより犬、犬より動物。そんな、目線で物事を見ることができたら、素敵だと思いませんか?
では、どうしたら、思考の抽象度を上げることができるのか。
それについては、またの機会に。
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