消費体質より生産体質であれ
先週からずっと忙しかったライティングの仕事が一区切りした。明日は自由に過ごせるので、アイスでも食べながら、副業でやっている動画編集に没頭しようと思う。午後は喫茶店で読みかけの本の読破でもしようかな。
「休みの日は好きな仕事をする日なんだよ」
20代の頃尊敬していた経営者がそう言っていた。私はまだ若かったので、仕事に燃え尽きようとするその姿に憧れ、素直に休みの日も仕事に励んでいた。
後にややブラックな企業で働き始めた私は、いつのまにかそんな情熱も消え失せて、「休みの日は休むものでしょ」と休日を謳歌するようになる。
結局…
今は、フリーランスというオンオフ曖昧な働き方をしている。
フリーランスは、気ままな面もあるが、一方で危険もある。オンオフの切り替えがうまくできなければ、常に仕事が頭から離れず、メンタルを崩す人もいるだろう。
そんなフリーランスに大切なことは、「誰かに楽しませてもらうよりも、誰かを楽しませることに喜びを感じる」ことだと思う。
仮に、前者を消費体質、後者を生産体質と呼ぶ。
消費体質は休みの日を消費に費やすことで幸せを感じる。外食したり、旅行したり、自分の稼いだお金でもてなされ、欲しいものを手にすると生き甲斐を感じる。
一方、生産体質は課題を克服し、誰かを喜ばせることに幸せを感じる。もてなされることよりもてなす方が好きと思う人はこっちの体質だ。
生産体質は仕事と親和性が高いので、仕事も楽しく感じることができる。
尽くすことに喜びを感じる生産体質は一見損しているように見える。しかし、生産体質は人生の大部分を占める仕事の時間を楽しむことができる。
人間はそもそも消費体質だ。実力がなければ消費体質でいるしかない。
生産体質になるには、誰かを喜ばせる力が必要だ。
休みの日も仕事に費やすのは辛いかもしれない。
でも、そこを抜けて実力をつければきっと生産体質へと生まれ変われる。
そのときを信じて、今は進み続けよう。
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