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2017年6月の記事一覧
エッセイはじめました <ライブに行こう>
ここ一年くらいで音楽ライブに対する考え方が大きく変わったような気がする。
前までは、「本当に本当に好きでそのミュージシャンの曲なら全部知ってます!」みたいなミュージシャンのライブしか行くことができないと思っていた。ライブ中に知らない曲が始まるのが怖かったのだ。周りは「きゃー!」「お~!」と“この曲キター!”感が出ているなかで一人「??」となることへの恐怖だ。
しかし、そのミュージシャンの
エッセイはじめました <お菓子コントロール>
今村家のなかでは、「風子の元気がなくなったらとりあえずなにか食わせろ」が鉄則となっている。また、「風子はお腹が空くと不機嫌になるから気をつけろ」という警告もある。
悔しい。まるで子どもじゃないか。と、思う一方、残念ながらどちらも否定することができない。元気がなくてもジャイアントカプリコを食べればどうにかなるし、お腹が空くと黙って鋭い目つきになるのも事実だ。
ついこの前も、歩き疲れて元気がなくなっ
エッセイはじめました 〈Tシャツ〉
Tシャツを着ることができない。
Tシャツの上にカーディガンやパーカーを着るのならどうにか我慢できるが、それでもTシャツを着ている自分にそわそわしてしまう。Tシャツ一枚で出かけようものなら終始緊張状態だ。
Tシャツというものを、物理的には着られる。しかし、心理的に着ることができないのだ。
私のなかでTシャツは、選ばれし人が着るものだと位置づけられている。
Tシャツは、いくら大きなサイズを着た
エッセイはじめました <おかず問題>
大学生活が始まって、二か月が経った。とにかく怒濤の二か月である。
大学生活は、今までの中高生のときの生活よりも忙しくなるのだろうという予想はしていた。もはや確信していた。だから、ある程度の覚悟はしていて、実際、授業が本格的に始まり忙殺されると「なるほど。やはりな(フッ)」と思うのであった。
しかし、私は予想外のところで大学生活の苦しさを味わうことになる。
それは、「ごはん問題」。もっと言えば
エッセイはじめました <ドライアイス>
三月半ばから、某大型スーパーの食品レジで働いている。高校生のころに働いていた職場で、三月に大学合格の報告をしに行ったところ、従業員不足ということで、私は私で大学が始まるまで時間があったので、再び働かせていただけることになったのだ。
食品レジでは、お客様に尋ねるべきことが多くある。まず、誰にでもお尋ねするのが、 レジ袋はご入用ですか? そして、お弁当をお買い上げになったお客様には、 お箸はお付