体調が良い ⇒ 良くない想像 3w6d
明日でやっと4週0日。昨日までの体調の悪さはどこへやら。
マックのダブルチーズバーガーセット、余裕でぺろりだった。
一昨日ニンニク入りの炒め物がダメだったのに、どうした腕時計。
ダメだったのかなーーー。まだいけるのかなーーー。
考えても赤子の存在に何ら影響はないのに、ぐだぐだ考えてしまう。
無心に仕事!無心に仕事!!
と言い聞かせても、難しい。
このまま普通に生理が来るのかも知れない。
そうだよな、そうだよな、それもあり得る。分かってる。
私の人生最大の「まさか」は、人間ドックの結果、
専門病院で受けた大腸内視鏡検査で見つかったポリープが
組織検査に出したら実は癌化していました、というものだ。
2年前のことだ。絶賛授乳中だった。
30代なのに。まさか私ががんになるなんて。
幸運なことに、
癌は完全に切除できていて(切除した断端が陰性、浸潤もなし)、
「次は念のため1年後にまた内視鏡検査を受けて下さい」、だった。
ちょうど住宅ローンの申請をする直前で、結局私はローンが組めなかった。
ペアローンにして、夫婦それぞれ住宅ローン控除でウハウハしようと思っていたのに。
まさか自分が癌って、何で、嘘でしょ、え、本当? またまた~。まじで?
検査結果を聞く日、診察室を開けたら先生の表情がもうあれだった。
あの「言いづらいことを今から言わねばならない」表情で
完全に脳みそは察したが、人間おもしろい(?)もので、
明確に言葉で言われるまで心は信じられなかった。
信じたくなかった、という言葉があの時ほど的確な状況はなかった。
(いやあったわ、夫が浮気してて同棲解消したとき思ったわww)
幸い、ステージ0か1ですね、と。
でもあと1年遅かったら、もっと育っていたと思うので、
このタイミングで受けて本当に良かったですね、と。
もう大丈夫ですよ、と。
メンタル的には全然大丈夫じゃなかった。
癌と言われて、2年近く経つ。
1年後の内視鏡検査ではポリープなし。
2回目の経過観察は2年後。1回目は今から1年前に受けたので、
ちょうど1年後くらい、2022年冬に受診。
人生は「まさか」が起きることを、身をもって知った。
自分の住んでいる地域にははぜか地震は起きないと思い込んでいるから、
起きない前提で生活している。
先日の地震は10年前を見事に思い出させてくれた。
非常袋と水、保存食の期限を確認した。
子供もいる今、オムツも必須。地震こわい。
癌とはいえ、知った時にはすでに治療完了だった私は、
癌と闘っている方々からしたら、多分患者ですらないんだろう。
闘った覚えないですし。辛い治療とか、入院とか、一切なし。
癌と知る前と後で、私の生活は何も変わっていない。
身をもって、「まさか」が人生に起こることを知れたのは、良かった。
だからそれが心構えというか、教訓に今なっていて、
「もしかしたら今回ダメで、また採卵からかもしれない」と
心のどこかで思っている。
だが、胚盤胞(5日目)まで育った受精卵を戻したんだから、
根拠はないけど、1人産んでるし、いけるんじゃね?と
安直に考えている自分がいることも自覚している。
懸賞で旅行当てたことあるし、今いけるんじゃね?と。
書けば書くほど、根拠がない。
ダメだった時、私の精神は耐えられるのだろうか。
普通に仕事できるのだろうか。
ダメだった前提でいたら、産休前の仕事が死にそうになるし、
いける前提でいたら、ダメだった時に立ち直るのに時間かかりそう。
楽観的にいても、悲観的にいても、胎児に何ら影響ないから
楽観的でいたほうが何かと楽なんだろうけど、まぁ簡単じゃない。
私は幸いなことに、流産したことがない。
夫とセックスをして数周期目で初めて妊娠し、そのまま初めて出産した。
・ 体外受精して授かった友人2人、
・ 体外か人工かタイミングか分からないけど通院して授かった友人2人、
・ 何百万も費やしたがまだ授かっていない友人1人、
全員から直接話を聞いた訳ではないけど、
妊娠・出産がいかに奇跡か分かる。
本人からしたら0か100で、自分の年齢だと今のクリニックの卒業率
何パーセントかとか、正直意味のない話。生理が来るか来ないかなんだよ。
この手に我が子を抱っこできるか、できないか。
ああなんかローランドみたいなことを書いてしまった(俺か、俺以外か、っていう)。
いや、でも本当にそう。
次回の病院は土曜。
今夜はノンアルコールビールでもプシッと開けてやる。
だってつわりないし。マックぺろりだったし。
結論: 考えても何も変わらない(最初から分かり切ってたわ…)
ので、淡々と仕事しよう。
妊娠継続か否か、考えても分からんし、考えれば考える程
継続確率が上がる訳ではない。