緊急ではないけど、重要なこと
取り組み
昨日は「重要だが緊急ではないこと」にどう取り組んでいくかを思考した。
そもそも、重要なことは何?というところから脳内がプチパニックになる。
普段から「優先順位」を考えて行動するのが恐ろしく苦手なわたしにとって、これは呼吸が浅くなるテーマだった。
そういえば、高校3年生の受験の時、本命に近い大学を受験するために、宿を取り、試験料を払い、そして願書を出す期限を誤って、受験できなかった。親友とその大学を受験するはずだった。彼女に「もう願書送った?」ときいたら「当たり前じゃん」の答え。なぜ当たり前?と思っていたらもう期限が過ぎていた。これは明らかに「重要だが緊急ではない」と思い込んでいた案件。
親友が一人、その大学に通った。
そういう数々の体験が今のわたしを創っているに決まっているのだが、「緊急で重要」というのは、あくまで主観であり、自分の人生において「緊急で重要」なことっていうのは、そんなに無い気がする。
重要なことって何?
もちろん、会社にはある。会社はそれで成り立っている。プロジェクトを立ち上げて、それを期限内に納品して利益を得る。ここに「緊急」事態が発生する「期限」が生まれる。生産性をあげるのは、コンスタントな締切に提出していくことなのだろう。
さて、話題は「緊急ではなく」「重要」なこと。例えば、語学の勉強。資格の勉強。緊急で取り組めるものでもない。
身辺整理がこたえ
わたしにとって真っ先に思い浮かぶのは、「身辺整理」だ。これは自分がいつ死んでもいいように備えるもの。それ以前に断捨離、整理整頓、片付けだ。非常に重要と思われる。特にわたしがそれをしておかなければ、周りの人たちの時間と労力を使うことになる。飛ぶ鳥跡を濁さず。死ぬ時は美しく去りたいものだ。おそらくこのまま、たとえばわたしが明日死ぬと、家族はわたしの持ち物に執着してしまいそうだ。特に子どもはまだ小学生なので、わたしの気配のするものを持っておきたいだろう。そう思うと不憫だ。できるだけ身軽にしておきたい。理想的には。
ただ、いつまでも死なない気もしていて、これが先送りになるばかりか、ものや本、思い出の品が増え続けている。
こだわり
「緊急ではないが、重要なもの」の方がわたしには「重要だが、緊急ではないもの」よりしっくりくる。同じ意味だけど。身体も後ろ加重気味だ。何が重要で何が重要でないか。何が緊急で何が緊急でないか。これが頭の体操でなくて、なんであろう?
でも、仕事ができる人、仕事が早い人たちは、なんでも先手先手で取り掛かるイメージがある。見ていて気持ちがいい。でも自分にはできない。たとえば、毎日SNSに投稿しよう!と思ったら、できる人たちは下書きをたくさんもっている。なんなら時間設定して投稿を公開する。わたしにはこれができない。というかやりたくないのだ。下書きを書いてみたこともあったが、次の日にはもうそれは古く感じられてUPしたくなくなる。「今の気」を感じない。それはSNSの特性がそう思わせるのだろう。本と違って「今」を切り取るためにあると思っているから。
どんな時もリアルでありたい。ま、理想はね。そういうわけにもいかないものもあるし、昨日書いたものを古く感じない時だってある。ただの言い訳かもしれない。
子育ての場合
「緊急で重要なこと」はわたしにとっては息子だ。どんな時も大きな愛をわたしから感じてもらう事が重要。そして緊急。あともう少しで、そういうのは表向きは卒業するだろうから、それまでの間に、彼の要望や要求にこたえることは最重要だが、わたし自身の時間と自由も大切なので、これも「緊急で重要」だ。育児中のこれはなかなか見過ごされがちだけど、自分を喜ばせてからの相手、つまり子どもと思っている。わたしを幸せな状態にしておく事が最優先、最重要事項であり、その境地からいつも息子と向き合っていたい。
「緊急ではなくて、重要なこと」は息子の受験かと思いきや。これも「緊急」だった。もうすっかり乗り遅れ、結果的に受験をしないことになりそうだ。受験はわたしの甘い夢だったのだろうか?そうかもしれない。
子育てはともかく、仕事における、緊急ではなくて重要なこと。それははっきり言って、全てそうだといえる。仕事において、重要でないこと、なんて何かある?改善していきたいことはあれこれある。そしてそれは結果的には全て重要だからやるのだ。わたしみたいな個人事業主で一人でやっている場合は特にそうだと思う。大きな会社の、なぜ必要かもはやわからなくなってしまった仕事。みたいなものはない。やればやるほど、やることがある。
仕事の必需品
結論としては、「手帳」にその全ての鍵があるように思う。仕事もプライベートもやりたい事をそれをやる時間に手帳に書き込んでいく。そしてそれを実際にその時間に実行するのみだ。ある意味、これしかないと思う。わたしが知り合いの天才的な経営者みたいにならない限り。そう。彼らはわたしから見ると直感的に動いて波に乗って成功しているように見える。緊急とか重要とか考えているのだろうか?もっとそれから自由なところで動いている気がする。いつかその境地を垣間見たいが、今のところ、わたしは「手帳」に頼り、自分との約束を守る自分を育てること。それが課題かな。