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半月の日のお墓参り

今日は朝からお墓参りへ。虫除けスプレーを持っていないので、Young Livingのユーカリのエッセンシャルオイルを直塗りした。お墓が山の中にあって、生命力あふれる縞模様の蚊がいる場所なのだけど、この香りは相当お嫌だったらしく、全く見かけなかった。蚊の鳴き声さえ聞こえなかった。

お墓は神道式なので、お水とオサゴと呼ぶ普通の家で食べる炊く前の白米を持っていってお供えするのだけど、今は猪やらハクビシンに食べられ、荒らされるので、お水だけに。義兄と義姉が美しく整えてくれたお墓の前に立っていると、はじめて、自分もこの家のご先祖様に見守れているのだと感じた。結婚12年目(汗)

わたしは実家の「姓」つまり旧姓をなかなか捨てたくなくて、入籍のハードルを高く感じた組で。今でもただならぬアイデンティティーを父の実家の家系に感じている。なので、自分は夫の家の客人のような気分でいて、しかしお墓に来れば、私の夫と息子をしっかり見守ってくださいよーーとお願いするだけだった。自分は便宜上夫の苗字を名乗っているだけのような。

でもいつの間にかわたしが大好きな人たちの中に亡き義父母もいて。彼らのことを思い出すと心が温かくなる。面白くて可笑しい思い出が蘇ったりしてくる。そしてわたしには流れていない彼らの血がわたしの息子には受け継がれているのだ。そんな事が優しく、ありがたく感じられるまでに、こんなに時間が必要だったのか。

そんな今日は上弦の月の日。勢いのある日だ。これか満月に向かって満ち満ちていく。わたしのご先祖さまへの感謝の気持ちもこのまま満月を通り越してお彼岸までずっと心地よく続きますように。


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