【充電日記 #11】病床の祖父の髭を剃る日
充電11日目。
朝起きると、祖母も妹もご飯を済ませたという。
朝ドラを見ながら一人朝食。
祖母はヨガ、スーパー、近所の魚屋さんへ。
妹は夜勤明けまた来ると言って家を出る。
生理ナプキンが擦れるのか、おしりがズキズキする。
大股で歩いたり、硬い椅子に座るのを躊躇うほど。
これまで認めたくなかったが、痔もあるのかもしれない…
昨日ドラッグストアで買った軟膏で、今朝は少しマシになった気がする。
午前中、溜め込んでいた充電日記をまとめてアップする。
祖母の家で暮らしていたときのままとなっている
妹の本棚に並んでいるハチクロが面白い、というか懐かしい。
お昼を食べ、祖母と電車でお見舞いへ。これで3日連続。
病室の前で看護師を呼ぶと、ちょうど洗髪を始めてしまったから
10、15分待ってくださいと言われる。
ベッドの上で洗髪ってどうやるんだろう?拭う程度だろうか。
あとで祖父にも聞いたがよく分からなかった。
祖父はまたお粥を食べたという。祖母が手伝って髭を剃ってやる。
酸素のチューブを鼻に入れているので、鼻下はできなかったが
顎はすっきりした様子。弱っていても髭は伸びるから、生命力を感じる。
東京に戻ってこいという話や、結婚の話を絶え間なく祖父はする。
清潔な足の裏をくすぐったりしたが、特に効き目はなかった。
看護師さんから聞いた話は、特に変化はなく
送り込んでいる酸素の量が減ってきていること、
夜は少しせん妄の様子が見られること、
私たちの話をよくしたり、訪れると嬉しそうにしていることなど。
今日は池袋は寄らず、近所のスーパーに立ち寄って帰宅。
ビール、特茶、無糖の紅茶、ヤクルトなど重たいものを購入。
夜はBSで広島対阪神を見る。地味な試合。
途中、前職のデザイナーさんと新規案件の打ち合わせを1時間ほど。
ここのところ、誰かしら祖母の隣で寝ていたが
それが習慣になっても困るだろう。私は添い寝せず別々で眠った。
少々不安だったので、寝室の扉を開けていたがあまり寝付けず過ごした。
朝 食パン、昨晩の残り(唐揚げ)
昼 ヒレカツ弁当
夜 お刺身(ホウボウ、イカ)、空芯菜の炒めもの、ポテトサラダ
漬物(赤大根、那須)