苔テラリウムの始め方
苔テラリウムは、手軽に楽しめるインテリアアートで、自然の美しさを感じることができます。初心者でも簡単に作れるので、この記事を参考にぜひ挑戦してみてください。今回は、初心者向けにわかりやすく、手順を丁寧にご紹介します。
【用意するもの】
1.容器(おすすめはガラス)
2.苔
3.清潔な砂利・小石
4.土(市販の苔土や腐葉土がおすすめ)
5.活性炭(くん炭)
6.飾り
7.水差しやスプレーボトル
【作り方】
1.容器を選ぶ
苔テラリウムに使う容器は、透明で蓋があるものやガラス容器がおすすめです。形や大きさは自分好みで選びましょう。蓋があると、湿度を保ちやすくなります。
2.容器に砂利・小石を入れる
容器の底に砂利や小石を1~2cmくらい敷きます。これで水はけが良くなり、根腐れを防げます。
3.活性炭を散らす
砂利の上に活性炭(くん炭)を薄くまぶします。これで水質がきれいに保たれ、カビや腐敗を抑えられます。
4.土を入れる
活性炭の上に、苔に適した土を入れます。市販の苔土や腐葉土がおすすめです。3~5cmくらいの厚さで敷き詰めましょう。
5.苔を植える
苔を植える前に、苔の土台となる部分を薄く広げ窪みを作ります。その窪みに苔を置き、指で軽く押し付けることで、苔が土に根付きやすくなります。
6.飾りを置く
好みで小物や石、枯れ木などを置いて、自分だけのオリジナルテラリウムを作りましょう。
7.水を与える
水差しやスプレーボトルで、苔に水を与えます。適量としては、苔がほんのり湿った状態になる程度の水分を与えることが望ましいです。水を与えすぎると、カビや根腐れの原因になるため、注意しましょう。
【お手入れ方法】
1.湿度の管理
苔テラリウムは、適度な湿度が大切です。水分が蒸発しすぎないように、定期的にスプレーボトルで霧吹きをして湿度を保ちましょう。
2.陽光の管理
苔は強い直射日光を好まず、明るいが日陰の場所で育つことが理想的です。窓際に置く場合は、カーテンやブラインドを使って直射日光が当たらないように調整しましょう。また、室内であれば、蛍光灯やLED照明の光でも十分に育ちます。光源から離れすぎないように、適度な距離に置くことが大切です。これにより、苔が健康に成長し、美しいテラリウムを維持できます。
3.清掃
苔テラリウムの清掃は、容器内を清潔に保つために重要です。定期的に容器を開けて、枯れた葉や苔の部分を取り除きましょう。これにより、カビや虫の発生を抑えることができます。
また、カビや虫が見つかった場合は、早めに取り除いて環境を整えることが大切です。カビは、綿棒やティッシュで拭き取り、虫は、ピンセットや指で摘み取ってあげましょう。清掃を行うことで、苔テラリウムが美しく健康に保たれます。
これで、初心者でも簡単に美しい苔テラリウムが完成しました。手作りの苔テラリウムをインテリアとして楽しみながら、自然の美しさや癒しを感じてください。
また苔テラリウムは、プレゼントにも喜ばれるアイテムですので、友人や家族にも手作りしてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
画像:UnsplashのFabian Wiktorが撮影した写真